willist

ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

車をマットなかんじにDIY塗装した

車をローラー&刷毛で塗装した。車って自分で塗装できるんだなぁ。

 

塗装前

f:id:interestor:20220215094800j:image

塗装後

f:id:interestor:20220215094848j:image

元々グレーだったのをブルーがかったグレーにした。色自体は大きく変わらないんだけど、メタリック感があったのが完全なマットになったので雰囲気はだいぶ変わった(この画像だとわかりにくいけど)

 

使ったのはこの塗料(4kg買ったけどめっちゃ余りました)。

車のマット塗装の定番らしい。隠蔽力がすごいし、乾くとムラも出にくい。これじゃなければひどいことになっていたんじゃないか。だいぶたすけられたかんじがある。ローラーと刷毛でできるのでスプレーガンとかよりだいぶ手軽にできるのも良かった。ちなみに黄色がローラー塗りで均一でちょっと表面がシボ加工されたみたいなザラッとしたかんじ。赤が刷毛でやったところでよく見ると刷毛ムラが見える。これが良い、という人もいる。

f:id:interestor:20220215095706j:image

2人+お手伝い2人で1.5日くらいがかった。

1日目はひたすら元々の塗料を紙やすりで落として塗料を定着しやすくする足つけ作業。むちゃむちゃボロい車みたいになる。ポイントの黒部分だけ先に刷毛塗りした。

f:id:interestor:20220215100637j:image

2日目はいよいよ塗装。キワだけマスキングして、大きな面はローラーで、小さな面は刷毛で塗っていく。マスキングが大変かなと思ったが、要所だけで良いので思ったほどではなかった。

f:id:interestor:20220215100947j:image

右が塗ったところ。
f:id:interestor:20220215100949j:image

数時間乾燥させてマスキングをとり、外していたパーツを取り付ける。ついでにフロントグリルを改造してもらった。

f:id:interestor:20220215102249j:image

これで顔の雰囲気がだいぶ変わってスタイリッシュさが増した(と思ってる)
f:id:interestor:20220215102245j:image

後日文字やエンブレムを入れて完成。

ステンシルシールはカッティングプロッタで作成してスプレーした。

f:id:interestor:20220215101311j:image

 

唯一無二の車になりましたね。マットな感じの車ってあまりないので駐車場で止めてるとまわりから浮いていてわかりやすい。

f:id:interestor:20220215102947j:image

 

田舎で生を受け電車のない土地で免許を得た者からすると、車は欠かせない道具かつ自由の象徴だ。そんなに運転好きというわけではないが車を所有できるのは嬉しい(自分名義ではないが)。しかも手をかけてカスタムなんかした日にはどこまでも行きたいという気持ちにもなる。具体的には今は北海道と鹿児島に行きたい。ついでにキャンプなんぞ初めてしまったので出かけていくぞというきもちが盛り上がってきている。

-------

↑は数か月前の時点で、さらにバックにステッカーが足されたりサブのライトが足されたりしてどんどん強そうになっていっている。今後どうなっていくんだろうか。。。

f:id:interestor:20220325123803j:plain

 

猿でも組み立てられるキーボードを目指して(もしくは目撃した組み立て失敗について)

この記事は「キーボード #3 Advent Calendar 2021」の19日目の記事です。昨日は IKeJIさんの「変則マトリクスのQMKのハマリ所」でした!

 

初めて自作キーボードを作る人を多くみてきて、そして結構な数の「失敗」を見てきました。最近自作キーボード初心者の友人に向けてキーボード(Hatsukey69)を作ったのですが、設計するにあたり目撃してきた「失敗」が起きにくいように、特に間違いの多いポイントを潰すように設計してみました。「間違えない」「迷いにくい」ようにしたことをまとめておきます。設計は初心者なので参考にはならないかも知れませんが、「そういう失敗する人がいるんだな」という事例の参考にはなるかも。

最初に、自分の基本的な考え方

キット製作者からすると組み立ての間違いについて「組み立て説明(ページ・動画)よく見ろよ!!!!!書いてあるだろ!!!」と言いたくなると思うんですが、一言一句読み飛ばさないでしっかり組み立て説明を読みながら組み立てる人間、現在の初めてキーボード作る人間においては少数派ではと感じています。なのでしっかり組み立て説明書くのはもちろんいいことなんですが、組み立て説明斜め読み(斜め見)でも作れるように、なんなら説明書見ないでも組み立てられるように設計したほうがいいなと思っています。特に初心者向けのものは。

(半実装済みとかソケットまで実装してしまって組み立てるだけとかにするのが一番初心者向けなのでそうしろという話はある)

 

間違えにくくするたのあれこれ(設計編)

選択の余地を残さない、共用しない

迷わせないためには選択肢を与えないことだとマックの女子高生も言っていた。初めての人は選択肢を与えなくても迷うのだし、正しい手順でやっていても不安になる。というわけで「どちらでもすきなようにしてくれ」みたいな要素はなくした。スイッチの対応はKailhChocV1のみにし他のフットプリントはないし、オプションでLEDつけられるとかそういうのもなくした。混乱を起こしやすいリバーシブル基板にはしていない(そもそもそういうレイアウトではないが)。リバーシブル基板がために部品の位置を間違えて動かんとか

 

ProMicroを表向きにする

ProMicroを裏返した形(部品面がピンヘッダ側)で使うキットがある、というかむしろそちらの方が多い。高さを抑えられるとかの利点があるが、しかし人類はどうも本能的にProMicroは表向き(部品なし面がピンヘッダ側)につけてしまうようにできているらしい。裏表を間違える初心者を何人見たか。それどころか両手の指よりキーボード組み立ててる人間も間違えていた。というわけでProMicroは表向きにした。

f:id:interestor:20211127195702j:plain



 

コンスルーのはんだ付けをしにくくする

せっかくコンスルーで後から外せるようにできるのに、それをはんだ付けしてしまう事故がある。知っている人からすると「なぜ。。。」という感じかもしれんがはんだ付けさえ初めてという場合むしろ「はんだ付けしなければ!!!!」と思い込んでいるので勢いのままはんだ付けしてしまうのだ。まぁ動くのでクリティカルではないが、これと他の間違いが重なると悲劇だ。コンスルーのはんだ除去は厳しい。というわけでコンスルー側はスイッチと干渉する位置にすることではんだ付けしにくくした。完全にできないわけではないが、かなりやりにくいので「あれ?」となって組み立て説明を確認しにいってくれることを期待している。今回は無理だったが、見えない部分ならシルクで注意書きを入れてもよい。

シルクを見りゃわかるように

基板の裏表というか部品をつける面を間違えるのもけっこうありがちだ。悲しい例では右手を2つ分組み立てていたとかがある。だいたい基板の裏表と、部品をどっちの面につけるかが明示されてない(わかりにくい)がために起きる。というわけで「右手の裏側ですよ」「左手の裏側ですよ」というのをでかでかと書いた。注意事項は組み立て説明書だけじゃなく基板に書いておく。また、部品のシルクは(推奨)取り付け側だけにしか描かない。なくてもいいものはない方がいい。

f:id:interestor:20211127151241j:plain



それに、シルクを電子回路的な記号ではなく、見たままのイラスト風にした。電子回路記号は知っている人にはわかりやすいが、電子工作をやらない人間には見たままに近い方がわかるやろ、という考えだ。

 

↓スイッチのシルク

 

f:id:interestor:20211127175120j:plain

ダイオードのシルク

f:id:interestor:20211127152404j:plain



トッププレートをなくした

トッププレート(スイッチプレート)を入れ忘れ、穴がたくさん空いた板が最後にポツンと残されている光景も何度か目撃した。スイッチのはんだ付けを全て除去してやり直さねばそのパーツを使えないとわかった時の人間の絶望の顔よ...。というわけでHatsukey69はトッププレートをなくした。Chocスイッチでぐらつきもさほどないし。トッププレートありでもソケット式ならダメージは小さい。

 

左右非対称にする

プラモデルなどで右手と左手を間違えないよう継手の形が違うのを見て感動したことがある。右手と左手で部品の形が一緒だと取り付け向きを一意に定められない(例えそれで問題がない場合でも迷いを生む)。ので、チルトの板の長さやスペーサー穴を左右非対称にしてその向きでないとはまらないようにした。

 

--------------

はんだづけは多いけど難易度的にはMeishiキーボードくらいの練習用入門機になったかなと。

f:id:interestor:20211120111243j:plain

設計編の他にビルドガイド編とかキット組み編とかも書こうと思ってたんですが時間切れ&力尽きました。

明日は knottank さんの「dvorak配列のなにかに関して好き勝手に書く」です!

靴下編んだ

f:id:interestor:20211204191946j:image

短い靴下を編んだ。手編みでコツコツと。主に通勤時間や待ち時間などで編んでいる。漫然とスマホをいじるエネルギーしかない時でも黙々と編めるし、編んでいるうちに精神も穏やかになるのでなかなか良い。

 

前に編んだときは「楽しかったけど時間かかるしもう編まないかなぁ」と思ったんだけど、寒くなってきて前編んだ靴下をよく履くようになったら「これ気持ちいい!もっとほしい!」となった。どうも何回か洗濯をしてやるとより柔らかくいい感じになるようだ。

 

というわけで編み物を再開。以前はレシピ通りに編んだが、今回はアレンジして短いソックスにしてみた。

f:id:interestor:20211204192001j:image

 

あと、今回新たにやってみたかったのが色を替えて2色であむこと。前回の残りの青い毛糸をアクセントにしつつ白の毛糸で編んでみたのだが…途中で毛糸がなくなってこういう感じになった。ちゃんとはじめに毛糸を分けたりしとくべきだったね。


f:id:interestor:20211126090554j:image

あと見てわかる通り上の方がちょっとちっちゃい。ぼ〜っと編んでたら小さくしすぎてしまった。私は適当なので右と左で違うサイズになりがち。片方作ってからもう片方編むんじゃなく、両方同時にあむのが向いてるかもなと思った。ただ怪我の功名もあって、スタンダードにあむと足の甲がちょっともったりしたかんじになるんだけど(しはんのくつしたでもなるので足の形のせいかも)、ちょうどいい感じに足にそうやり方がわかってきた。

靴下、伸縮性が高いのでなんとかなっているが、足自体は複雑な形。編み物は3dの複雑な形状を作るのに向いてる。せっかく自分で作るならより自分の足の形状にあわせて編むこともできる。足の3Dモデルをスキャンして靴下作るとかも良いかもしれない。

3Dモデルの編み物化は例えばこんなことがやられてたりするし。

最先端のKAWAII! 3Dモデルからあみぐるみが作れる時代 | ギズモード・ジャパン

 

それとこの靴下でやりたいのがデータのアーカイブ。自分の作った生活道具をデータ化してgit管理したいという欲望があり、第一弾としてこの編み図をデータで残したい。前の靴下はオリジナルじゃなかったからだめだけど、ここまでアレンジしたら大丈夫でしょう。編み物には編み図というやつがあるんだけど私はこれが読めない&書けないのでまずはテキストかな。

 

相変わらず靴下編み機がほしい気持ちは消えず、調べていたら3Dプリント製の靴下編機を見つけたので欲しくなっている。

 

 

 

ここ2ヶ月くらい

他の人の最近なにやってるみたいな話を聞き「最近なにやってたんだっけ」ってボソッとつぶやいてしまった。ブログも2ヶ月くらい書いてなかったけど無だったかと言えばそうでもないはずで(途中無もあったが)、しかし何も書いていないと記憶は薄れ無だったことになってしまうので記録を残しましょう。

続きを読む

自作キーボードキットHatsukey69

→現在はアップデートし、Hatsukey70として販売しています。

https://shop.yushakobo.jp/en/products/8361

サイト https://scrapbox.io/Hatsukey/

----------------

Hatsukey69の組立説明です。バージョンにより一部違いがある場合があります。

f:id:interestor:20211120111243j:plain

続きを読む

パンダのペーパークラフトが公開されました


f:id:interestor:20210820213750j:image

今年の頭くらいにペーパークラフトのお仕事をいただいていて、ようやく第一弾のパンダが公開されました。無料でダウンロードできるので自粛生活のお供にどうぞ。ぼちぼち暇つぶしになると思います。けっこうかわいくできた。

ポリゴン動物(パンダ) - かんたんシリーズ - 動物 - ペーパークラフト - Canon Creative Park


もう何匹か違う動物が公開される予定なのでそいつらもまた紹介します。


f:id:interestor:20210820214709j:image

 

三崎のマイマップを作っている

行ったところの記録したいなというのと人が遊びに来た時に案内できるようにマイマップを作っている。まだ少ないけどどんどん追加していきたい。三崎のたのしいところ、おいしいところの地図になるはず。

 

「田舎暮らしはRPGみたいだ。人に話しかけるとクエストがおきて、それをこなしていくと行動が広がる」みたいなことを言ったのはphaさんだったか豊井さんだったか。住んでみると確かにそういうところがあって、(コロナ禍下なのでひかえめではあるが)「お、イベントが発生したな」みたいなときがある。

で、RPBといえばマップが広がると楽しい。RPG三崎もマップを広げてあそびたいね。地図をがんがん塗りつぶしていきたい(が、現状足がないので行動範囲がすごく狭い)

f:id:interestor:20210816114320p:plain

Google mapのタイムライン。まだ範囲も密度もまだまだだね。

 

夏の復活のさせかた

引っ越してもうちょっとで1ヶ月がたつ。前回のブログを書いたときは期待はありつつ「うわ、ここで暮らしていくのか」みたいな不安も大きかったんだけど、今はわりと「たのしい!」ってなってます。引っ越し祝いくれた方ありがとうございました、はちゃめちゃうれしかったです。

 

元々夏が好きだ。でもここ数年はむしろ夏になるとダウンしていて「もう年だし夏最高!みたいではいられないんだなぁ」みたいなブログも書いていた。

 

ところで新しい家にはクーラーがない。なかった。工事までいろいろあって20日くらい。築地はむちゃむちゃ暑くてクーラーなしで暮らすのは拷問みたいなかんじだったので、クーラーなし期間が心配だった。生きていけるのか。

 

が、実際のところ、むしろよかった。三浦、暑さが穏やかだ。日陰で風が通るところにいればそこまでではなく、夜は扇風機で十分。しかしとはいっても夏。まぁ暑い。ちょっと動くと汗をだらだらかく。

 

汗をかいたらシャワーへ。ベトベトになった服を脱ぐ。タイルの浴室に飛び込んだら温度調整の栓を0℃までひねる。熱をもった体に思いっきり水をぶっかける。この家は水圧が高い。すごい勢いでブシューーーっと水がでる。冷たい。「うひゃあ!」と叫びながら頭から水を浴びるとめちゃめちゃ気持ちいい。水の冷たさに慣れる頃には火照っていた体はすっかり落ち着いている。タオルで体を拭くのはそこそこに裸のまま扇風機にあたって体を乾かす。さっきまで暑く感じていた空気が涼しいくらいに感じる。

 

これを1日に3回とかしていた。

 

散歩にいけば海がキラキラしているし空は広い。近所の子どもが遊びに来て釣りに誘ってくる。釣れなくて、ガリガリ君を海見ながら食べて、あたりがでた。

 

ずっと蝉がないている。蚊取り線香の香りがする。麦茶をがぶがぶ飲む。子どものころの夏みたいだ。

 

夏、加齢によって自分の季節でなくなってしまうわけではない。東京が暑すぎた。ずっとクーラーのきいた部屋にいて、休みの日にキャンプに行くとか海に行くとかじゃなくて、毎日「暑いわ〜」っていって汗かいてシャワー浴びてアイスかじってみたいな、そういう生活が夏って感じさせるんだなとわかった。

 

f:id:interestor:20210801085609j:image

家の目の前の朝市ですいかもらった

 

三浦半島のさきっぽの港町に引っ越しました

この辺に引っ越した。
f:id:interestor:20210710204949j:image

築地で友人たちとシェアハウスをやっていたのですがコロナ禍の影響で出ていく人もおり。同年代は結婚したりでなかなか新しい住人も見つかりにくいということで引っ越して夫婦2人で住むことにした。

 

地域にこだわりがないのでだいたい家で探す。前回は屋上がある家で探し、今回は土間のある物件で探した。すると三崎の物件がヒット。これは流石に遠いしだめだろと思いつつ見にいったところなんか良かったんですよね。寂れた観光地がベースになりつつ、新しい人が新しいことをチラホラやっているところもあり。ちょっとおもしろいことがおきそうな気がした。


f:id:interestor:20210710205408j:image

 

元々FabLabは地域に根付いたラボであることを期待される活動だし、私の好きなFabcityは名前の通り町を巻き込んだものづくりのサイクルを作るみたいな活動だ。というわけで地域と関わりながらものづくりをするというのは前からしたいことであったんだけど、人付き合いをしないで生活できてしまう東京という土地柄(そこは好きだけど)と自分の人見知りによって築地にいたときは全然できなかった。でも、三崎で、この家ならやれるかもなと感じてしまった。


f:id:interestor:20210710205457j:image

というわけで秋葉原まで2時間かかる場所に引っ越しました。築地とのギャップがすごい、物を売っている店が少ない、暮らしていけるかな。

 

海の直ぐ側、マグロの有名な観光地です。客用の布団を用意しておくので(もちろん宿もあります。こことか良さそう。)ぜひ遊びに来てください。この三崎情報もちょっと見てみて!

  


f:id:interestor:20210710210053j:image

 家のすぐ前。釣りを覚えたいですね。

 引っ越し祝いをあげたいという人はほしいものリストから送れます、よろこぶ。

ARを利用した無限CNC shpaer origin試運転した

そのうちちゃんとまとめようと思うのでメモです。

 

f:id:interestor:20210618220547p:plain



3年くらい狙っていたshaper originという機械を手に入れた。データ通りに木を切ったり削ったりするツール。ARを利用したルーターとCNCの間みたいなもので手で動かすと機械で補正してくれる。どういうものかは公式動画を見ると理解が早い。

まず箱。思ったより大きかった。しかしかっこいい。特に開け方。開けると新車の香りがするのもいい。

 

f:id:interestor:20210618103002p:plain



箱を開けるとツール類がきれいに収まっている

f:id:interestor:20210618095204p:plain



 

電源を入れると画面が立ち上がる。タッチパネルでいろいろできる。

f:id:interestor:20210618095228p:plain



 

板にテープを貼って、本体についたカメラで認識させる。はじめはうまくいかなかったりしたが、板が小さすぎて範囲外になっていたことが原因だったと後で判明(カメラ位置は実際に着る位置より上にあるのでずれる)

画面に表示されている線にそって本体を動かす。正確に動かす必要はない、ドリル部分が機械で制御されて正確に切り出してくれる。

思ったより音も静かで高く、動かした時の抵抗も少なかった(これは材料の硬さとビットによるので今回の設定ではという話だが)。

 

 レーザーカットより厚い板を切ることができるし、大きさも無制限なので大きいもの、例えば家具を作るのなどに向いていると思う。

 

印象的だったのはユーザー体験の良さ。

例えば

  • 箱に安全な収納の仕方の図が書いてある
  • はじめにはがさないといけない=見ないといけないディスプレイにはシールで始め方の案内がある
  • ログイン場面でログインだけでなく新規アカウント作成もあり、メール入力でも.comみたいな入力補助があるなど痒い所に手が届く
  • スピンドル部分だけ取り外せるのでビットの交換非常にやりやすい
  • 防護カバーが磁石で簡単に取り付けられる
  • 画面での選択だけでなく物理的なボタンが手元にある(間違えてボタンを押しやすくも思えるが今のところやっていない)

 など細かい部分ににまで気が使われている。 電動工具というよりガジェットのような非常に計算された体験ができる。

 

安全性についても、ビット部分にはカバーがついている、スピンドルは電源が別になっている、ロックをかけて保管するようになっている、ひっくり返りにくい形状など考慮されているように思える。

 

また、チュートリアルもかなり丁寧に作られている。ただ、私はCNC、大型CNCの基本的な講習を受けたことがあり基本の知識はあった。CNCもルーターも使ったことがなく、かつ英語の動画に慣れていないと特に安全面での知識は不足するかもしれない。

 

shopbot等の大型CNC(私が使ったことがあるのはwoodpeckerでshopbotは使ったことがないが)と比べて、大型CNCより怖くないな、という感想を持った。大型CNCの場合離れて見ていることができるので手で持つshaper originより安全そうだ。しかしビットが折れて飛んでくるかもしれない不安や、想定外の動きをした場合の緊急停止のときの不安があった。想定外の動きをした場合にshaper originだと即座に止めることができるし、負荷がかかっている場合自分の手の感覚でわかるのでビット折るほど負荷をかけずに済む。と理由を挙げてみたが、結局のところ力が強く大きい機械より、自分がコントロールできる機械の方が怖くないという感情だと思う。他にshaper originの方が優れていそうなのは作業途中での追加や修正。

逆に正確性の面ではshopbotの方が勝るし、shopbotは3Dの切削ができるがshaper originはできない(2Dを重ねて自分で3D風にしている人はいる。また、今後ソフト側が整えば対応するかもしれない)。

また、shopbotだと切っている間ほっておくことができるがshaper originは自分で作業しないといけない。個人的にはどっちにしろ安全のために監視している必要はあるのであんまり変わらないと思うが、職業的にたくさんの切る必要がある場合、制限されるとはいえカット中に他の作業ができ、また機会自体を動かす体力もつかわないでいいsyopbotのほうがいいかもしれない。

 

まぁいまのところ良いものを買ったなと思っている。使って家具などいろいろなものを作りたいし、自分が使うだけでなく貸し出しなどもできたらなと考えている。

 

 

 

 

技適なしデバイスを使うための届け出だしてみたらだいぶスムーズだった

マイニューギア...

f:id:interestor:20210608151425p:plain

箱の開け方からしてかっこいい。新車みたいな香りがする。

ずっとほしかったこいつをポチってしまった。ものつくりで入った(正確に言えば入る予定の...)金はものつくりに突っ込むスタイルになりつつある。

動画見ての通り木を切るツールです、自分で動かすんだけど、正確に切れるように機械がサポートしてくれる。そんなに使うかと言われれば使わない気はしたがしかし散財したかったので!

f:id:interestor:20210608152117p:plain

かっこいい!

で、本題だがこいつは日本の技適に通ってない。動画を見るにデザインデータをダウンロードするためにWIFIを使うようだ。USBメモリを使えばデータはWIFIを使わずに使えるので普段はWIFIを切って使用しておけば技適は通ってなくても使えそうだが、初期設定でWIFIの設定が必要そうなのと(スキップできるのかもしれないが)、せっかくならまずはフル機能試してみたいよねということでWIFIを使うための届け出をすることにした。

 

これまでは技適に通ってない通信機器は日本で使えなかったが、2019年から「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」ができて一定の条件を満たした場合届け出を」提出すれば180日間使用できるようになった。しかも2020年からWEBだけで届け出が完結できるようになっている。

総務省 電波利用ホームページ|その他|技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

f:id:interestor:20210608153805p:plain

 

登録、本人確認、届け出と進む。本人確認はマイナンバーカードで行えるので確定申告で利用したセットがそのまま使えて非常にスムーズにできた。制度については存在以外ほぼ何も知らなかったが、案内が丁寧なのでそんなに迷うことなく手続きできた。

f:id:interestor:20210608154241p:plain

制度の対象かがわかるチャート

入力項目自体は少ない。この概要の部分と...

f:id:interestor:20210608154434p:plain

概要

使用する通信の種類。ここはわからなかったのでいろいろ調べた。

f:id:interestor:20210608154540p:plain

そして最後に機器について。これだけだ。

f:id:interestor:20210608154637p:plain

通信の種類とかは取扱説明書や商品HPには書いてなかったが(そもそも取扱説明書がない)、アメリカの認証IDがあり、そこから調べることができた。

f:id:interestor:20210608155017p:plain

FCCというのはFederal Communication Commission(アメリカ合衆国の米国連邦通信委員会)で、通信機器の認証をしているらしい。

ここでIDで検索するとその際の書類やらいろいろ出てくる。

こっちでも調べられる。なんか上のページが一時アクセスできなくなって下のページで調べた。ここはややこしかったので、よくわからない場合は製品もとに問い合わせるのがはやいかも。

https://fccid.io/

 

で、届け出制で許可ではないので、ぽちっと送信してしまえばOK。特例対象であることを機械にはろうとかはあるけど、もうその場で使い始められる(開始日をその日にしておけば)。

 

思ったよりかなり簡単にできたし、一つの機器でも使用目的が違えば何回でも出せるらしい。記事で機械のレビューとかやったりとか、今後も活用するかもなので試してみてよかった。

 

もちもちベーグルつくった、わりと手軽でびっくりした

レシピはこの紹介されているやつ。

家に余っていたカメリアの強力粉と上州地粉を使った。上州地粉はうどんに使うと美味しいのだけど中力粉なので心配だったが結論としては問題なかった。ほぼ粉で作るものだから粉の良さは味に直結すると思う。

f:id:interestor:20210527210008j:plain

 

ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜる。ふるったりしなくて良いし楽。

f:id:interestor:20210527210138j:plain

で、これを

f:id:interestor:20210527210201j:plain

こうして

f:id:interestor:20210527210305j:plain

こうして

f:id:interestor:20210527210336j:plain

ベーグルらしくなる

f:id:interestor:20210527210407j:plain

それを茹でる。ぷかっと浮いてきて楽しい。蜂蜜を溶かすことでツヤっとしたひょうめんになるっぽい。

f:id:interestor:20210527210445j:plain

オーブンレンジはないのでピザ窯で焼いた。最後ちょっと焦げ色をつけるかって高温にしたら焦げた。

f:id:interestor:20210527210659j:plain

見た目が良い。中もみっしりもちもちしてうまい。昼ごはんなのでボリュームを出すべくアボガドベーコンエッグサンドにした。

f:id:interestor:20210527210822j:plain

発酵時間も短いし朝作ってブランチとか昼ごはんにまにあうくらいの気軽さなのでよいですね。近くに売ってるやつより作った方が美味しいことがわかったのでまた作ろう。

 

巻き込むときにチーズを入れる、ソーセージを入れるという技もあるらしい。やってみたい。

 

粉はこの前うどん会(私はこねるのちょっと手伝っただけ)をやったのでありました。うどん会も楽しかったです。

f:id:interestor:20210527212005j:plain

 

 

 

 

Mac派用自作キーボードを作った話とSU120いいぞ

キーボードを作った。キットのキーボードは組み立てたことはあったが、そうではなく形から自分で決めたキーボードだ。

f:id:interestor:20210523123415p:plain

Magic keyboardを分割した形をベースにしている

コンセプトは「アップル教のなかなか自作キーボードに踏み出してくれない友人を沼にいざなうキーボード」。自作キーボードの入り口的キーボードですね。

・キーの配置はほぼMacのキーボード

・分割で肩が楽を実感してもらう

・親指だけエルゴチックでエルゴノミックキーボードへのハードルを下げる

・通常位置のEnterやBSもありつつ親指位置にも配置し親指周辺の便利さを味わってもらう

貧乏お安い構成(ミドルプレート・ボトムプレートなし)※試作では剛性が足りないのでプレートは追加するかも

・ちょっとチルトでパームレストなしでもOK

・Chocスイッチにも対応(薄いのが好きなんでしょ?)

 

既にありそうなんだけどそのものズバリを売っているのは見つからなかったので自作。自作キーボード始めた頃にこんなキーボードがほしいなと思っていたのを並べた形だ。

 

やろうと思った要因は色々あって、もっと自由にレイアウトいじれるプレートモジュールを作りたいからSU120触っときたい、とか、キーボード設計一個くらいやっとかねばとか、キーボード設計の現在時点のまとまった情報がないので同人誌書きたいな、とかまぁいろいろぐちゃぐちゃあって、そこに友人に「こういうの作ろうかと思ってる」って話したら「それいい、使ってみたい」って言われたことでやる気が爆発してぼちぼちいい勢いで作った。

 

いきなり基板引くのあまり良いと思っていないので(慣れている人間はいいんだけど)キーボード用基板SU120を利用。ばらばらにした部分をリード線等で配線し直すことで自分の好きなレイアウトのキーボードを基板設計無しで作成することが可能なもの(以降便宜的に試作基板と呼びます)。TALP Keyboardさんで買いました。どういう手順で作ったかとかは改めてちゃんと書こうと思うので置いておいて、SU120いいぞという話を少し。

試作基板はいいぞ

はじめから基板を設計して発注すれば試作基板を利用しなくてもキーボードは作れる。特に最終的には基板を発注して完成度の高いものを作りたい、という人にとっては試作基板を使ったキーボードづくりは余計な工程に感じるかもしれない。が、はじめて自作キーボードを設計しようというのであれば個人的には試作基板の利用をおすすめしたい。*1

 

1.考え抜いたレイアウトでも実際使ってみると変更したい部分が出てくる

完璧なレイアウトを考えた、モックでもシミュレートした、このレイアウトは完璧だ、と思っても実際しばらく使ってみると「やっぱりここはこうしたい」という部分はでてくる。はじめてならほぼ100%だ。ものづくりはそういうもん。その際に試作基板であればその場で修正することができ、いざ発注するときには実際に使えたレイアウトで依頼でき、使える基板が届く。ゴミ基板に手間とお金と日数をかけるリスクを減らせる。

 

2.手を動かして理解できる

回路設計から始める場合でも、丁寧に書かれた解説がいろいろなところにある。丁寧だ、が、頭がついていけるとは限らない。キーボードのマトリクス回路についてやKiCADの操作、自作したときのファームウェアについてなど、同時にたくさんの新しい知識を吸収しないといけないため「ギブアップ!」となる人もけっこういると思う(何人か見た)。その点、試作基板を使うと手を動かしながらキーマトリックス回路についてなんとなく理解でき、オリジナルのファームウェアについてもなんとなく学べる。次に回路設計して基板を発注したいとなった時に下地ができているのでいきなりやるよりスムーズに学習できる。

 

3.スピード感が出せる

基板を発注するとはやくとも数日、場合によっては数週間届くまでにかかる。試作基板ははやければ1日で形になって動くものができるのでモチベーションが上がる(維持しやすい)。試「自分のオリジナルキーボードを作りたい!」という気持ちが高まった、その勢いのまま完成に持っていきやすい。日数というのは意外と重要でモチベーションの下降にダイレクトに影響を与える。また、当然だが改良サイクルを早く回すことができる。

SU120はいいぞ

ここまでは試作基板全般の話(このタイプのキーボード用基板はいろいろな種類があります)。今回SU120ははじめて使ってみたんですがよかったので良かった点、あともうちょっとこうだともっとうれしいかもな、という点を挙げておきます。

 

1.プレートなしで形にできる

基板をバラバラにするとなにかしらで固定しないといけなくて大体プレートで固定する。アクリルのレーザーカットや3Dプリンタで作る例が多く、一手間かかる。が、SU120は基板同士を接続するビスケットパーツがあるためプレートなしで固定できる。これは便利。また、ネジ止めなのでやっぱちょっと変更したいとなったときにも変更しやすい。

 

2.ProMicro用の基板や2U用の基板がついてくる

ProMicro、TRRSジャック、リセットスイッチなどの部品をつける基板も1つになっているので別途購入する必要がない。また、2U用のスタビライザーがはまるパーツやロータリーエンコーダー用のパーツがあるのもうれしい(今回は使わなかったけど)。

 

3.説明がわかりやすい

これは地味に重要だと思っている。組み立て説明ページがわかりやすいのはもちろん、ProMicro基板の番地がcolとrawで1〜とA〜とかかれていたり、基板自体に裏面をジャンパするように書かれていたりと気遣いを感じる。

 

4.デフォルトファームウェアがRemap対応している

はじめて作る場合ファームウェアどうしたらいいのかわからんってあると思うのだが、VIA、Remapに対応しているのでなにもわからなくてもキーマップの設定ができてしまう。

 

番外.作者が対応が早い&やさしい

優しくしろーとか早く対応しろとか要求するつもりは全然ないのでそうのを期待するのは良くないと思いますが。こういう報告をしたら即座に確認&修正されて誠実だなと思いました。

 

 その後もうまく動かない時(自分のミスでした)に相談に乗ってくれたりしてやさしい。

 

あとこうなってくれるとよりうれしいなと思ったところをメモ書きしておきます。

  • 0.5Uずれ基板バージョンがあるとうれしい
  • ちょっと高くなってもいいので5×5ではなく6×5にしてくれると60%相当の分割キーボード作るときに手配線が少なくなるのでうれしい

あとはねじどめが結構面倒臭い&ネジが手に入りにくい&ナットが外れたりするのがちょっと大変でしたがその辺は狭ピッチ版のte96では解消されているようなのでte96も試してみたいです。

 

まぁあれです、SU120でキーボードつくるのめっちゃ楽しかったのでおすすめです!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

*1:この辺はFabacademyの高速ものづくり授業を受けたことがだいぶ影響している気がする

食品衛生責任者の資格をとった

数年前友人が食品衛生責任者の資格を趣味でとっていて「いーなー」と思っていた。彼女は家に人を呼んで会をして料理をふるまうことが多かったので、事故とか起こさないようにととったと言っていた(おぼろげだが)。私も自分自身が料理をすることはあまり多くはないが会を主催することはぼちぼちあったので、食中毒とか起こしたらヤバいなとは思っていたのだ。勉強がてら資格を取っておくのも悪くはあるまい。まぁこんなご時世なのでしばらくは会とかパーティーとかやれなさそうだけど、元気があるのでそのうちにととることにしました。

 

試験とかなくて(講義の後にテストはあったけどめっちゃ簡単だったし合否とかない)お金払って1日講義をうければOK。楽々。

 

講義内容は法律や事例の話が多く期待したほど実践的ではなかったものの、知らない話も多くおもしろい話もあった。が、スマホ・PCが禁止で、授業的なものから遠ざかってはやいくとしみたいな身には何時間も話を聞いているのはちょっとつらかったですね。あ、ちなみに実践的な内容は食品衛生責任者登録後の講習でやるらしいです。


f:id:interestor:20210517155739j:image

ゲットだぜ!

7月に引っ越し、そこでもオープンラボみたいなことをやる予定なのですが、そこでカフェちっくなことをやるという夢もふくらむね。

とれたいちごでジャム作った

完全にほつたらかしていた屋上だが、プランターのいちごは死なないどころかポツポツと実をつけて、緑ばかり茂る中に赤い目印をつけている。

大きくはないものの、ぎりぎりまで熟らすからかスーパーのいちごより甘くておいしい。

ジャムを作りたくなった。

いちごに砂糖をドサッとかけて煮るだけ。煮ている最中は甘くて幸せな香りが部屋に充満する。溶けて泡立つ砂糖をながめながら煮詰めていく。あまり潰さずいちごの形がゆるく残っているくらいが好きだ。煮ている様子もヨーグルトに落とした姿もとても美しかったのだが、もったいないことに写真をとっていなかった。残っているのは食べ終わりかけのこの1枚。ごちそうさまでした、美味しゅうございました。


f:id:interestor:20210507174108j:image