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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

夏の復活のさせかた

引っ越してもうちょっとで1ヶ月がたつ。前回のブログを書いたときは期待はありつつ「うわ、ここで暮らしていくのか」みたいな不安も大きかったんだけど、今はわりと「たのしい!」ってなってます。引っ越し祝いくれた方ありがとうございました、はちゃめちゃうれしかったです。

 

元々夏が好きだ。でもここ数年はむしろ夏になるとダウンしていて「もう年だし夏最高!みたいではいられないんだなぁ」みたいなブログも書いていた。

 

ところで新しい家にはクーラーがない。なかった。工事までいろいろあって20日くらい。築地はむちゃむちゃ暑くてクーラーなしで暮らすのは拷問みたいなかんじだったので、クーラーなし期間が心配だった。生きていけるのか。

 

が、実際のところ、むしろよかった。三浦、暑さが穏やかだ。日陰で風が通るところにいればそこまでではなく、夜は扇風機で十分。しかしとはいっても夏。まぁ暑い。ちょっと動くと汗をだらだらかく。

 

汗をかいたらシャワーへ。ベトベトになった服を脱ぐ。タイルの浴室に飛び込んだら温度調整の栓を0℃までひねる。熱をもった体に思いっきり水をぶっかける。この家は水圧が高い。すごい勢いでブシューーーっと水がでる。冷たい。「うひゃあ!」と叫びながら頭から水を浴びるとめちゃめちゃ気持ちいい。水の冷たさに慣れる頃には火照っていた体はすっかり落ち着いている。タオルで体を拭くのはそこそこに裸のまま扇風機にあたって体を乾かす。さっきまで暑く感じていた空気が涼しいくらいに感じる。

 

これを1日に3回とかしていた。

 

散歩にいけば海がキラキラしているし空は広い。近所の子どもが遊びに来て釣りに誘ってくる。釣れなくて、ガリガリ君を海見ながら食べて、あたりがでた。

 

ずっと蝉がないている。蚊取り線香の香りがする。麦茶をがぶがぶ飲む。子どものころの夏みたいだ。

 

夏、加齢によって自分の季節でなくなってしまうわけではない。東京が暑すぎた。ずっとクーラーのきいた部屋にいて、休みの日にキャンプに行くとか海に行くとかじゃなくて、毎日「暑いわ〜」っていって汗かいてシャワー浴びてアイスかじってみたいな、そういう生活が夏って感じさせるんだなとわかった。

 

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家の目の前の朝市ですいかもらった