willist

ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

HOUSE VISION2016に行ってきた

ちょいと前にHOUSE VISIONという建築の展覧会に行ってきました。

house-vision.jp

毎日講演会もやっていて、プラントハンターの西畠さんの話を聞きに行きたかったのだけど、その日は用事で行けず、最終日に滑り込みで行った。

f:id:interestor:20160912150416j:image

最終日だったからだろうか、天気が悪いにもかかわらずめちゃめちゃ人が多かった。あとおしゃれな人が多くて見ていて楽しかった。

 


f:id:interestor:20160912150241j:image

 

一番楽しかったのはこの家で、シェアハウス型の賃貸アパートという感じのもの。

 

専有空間を最大化し、共用部分は通路のみという構成でできあがっていました。しかし、もしもプライベートな空間を最小化し、キッチンや浴場、シアタールームや庭などを広々とした共有空間にしてみるとどうでしょうか。

というかんじで、共有空間と個人空間を明確に区分けしつつも、共有空間を大きくとったバランスが特徴。
f:id:interestor:20160912150304j:image

 正直コンセプト自体は目新しくないが、この小さい箱が集まったみたいなデザインと上に積み上げる感じが秘密基地とか、バーバパパの家みたいで楽しかった。「地域社会圏」に出てくる家とも似ているなと思う。地域社会圏ではさらに大きな、村レベルの構想もあってさらに面白い。


f:id:interestor:20160912150323j:image

残念ながら雨だったので味わえなかった、冷たい水に足をつけ、緑と水を見ながらビールが飲めるコーナー。一人だったので晴れていてもやったかは微妙だけど、やったら気持ちよかっただろうな。f:id:interestor:20160912150401j:image

かわいいテント。これは電気自動車とセットの展示で、自動車をバッテリーとしてアウトドアに遊びに行こうぜ、というもの。とりあえず形がかわいい。伸縮性のある布でできていて、触っても気持ちが良かった。


f:id:interestor:20160912154126j:image

これは家の中にさらに家が入ってるみたいな構造の家。


この家は「ニュー・ノマド」すなわち、定点居住というよりも、仕事で移動が常態となったような人々を対象としています。過密に働く彼らは交友の範囲も広 い。どっぷりと暮らしにはまり込むよりも、月の半分を過ごす快適な拠点として、また、知人達を気軽に招いておもてなしができる、そんな空間を想定していま す。

 


f:id:interestor:20160912150333j:image

 

地味に可能性を感じたジッパーで着脱できるテント。

 

全体的にそこまでおもしろい!とか目新しいものはなかったんだけど、実際に人が入れるサイズで作られた建物が集まっていて回れる展示会というのは初めてで、でかいものが集まるとたのしい。それぞれの建物は建築家と企業のコラボでやられていて(まぁだからこそわりと尖ったところのない展示だったのかもしれないが)、建物自体はともかくそこに現れている考え方はずっと先の未来ではなく、すぐ一歩先に実現していくんだろうなぁと感じた。

 

HOUSE VISION、ただの展示会ではなくて2011年からやっている研究会のようだ。現状の住まい方には違和感が大きいので、ちらちらウォッチしておきたい。

house-vision.jp

 

(大人の)夏休みの自由研究発表会に行ってきた。

知り合いが毎年「夏休みの自由研究発表会」というのをやっていて、久しぶりに行った。「学会レベルの発表から朝顔の観察日記まで」というだけあって、本当に各人いろいろで、まじめな証明からネタやら旅行記みたいなのから宣伝っぽいのまでいろいろ。15分の自由LT大会というかんじ。 発表テーブルはこんなかんじだった。 特に私が面白かったのは

  • 薬物依存患者が合法的にヘロインを吸えるオランダの依存治療施設に行ってきました
  • 楽しい中華通販生活(食べ物の話ではなかった)
  • 脳波から見る賢者タイム
  • 栄養の取り方はデータが教えてくれる〜最適化問題を解く〜
  • ストリップはいいぞ
  • タイムリープしたはなし でした。「社会人院生になろう」と「音ゲーにおける脳の使われ方の仮説」は見たかったけど見逃した。

雑多にいろんな人がいろんなことを発表するっていうのは楽しい。普段興味を持たないようなことでも、そこに人がいてそれなりにまとめられていて15分くらい、という形だと大体面白く聴ける。

あとこの会がおもしろいのは、主催が変な人間で、その知り合いもやばい人間が多いので、面白い発表が多いというのもあると思う。過去の「配慮」はやってることもヤバかったし技術的にもヤバかったし発表もヤバかったしすごかった(ので書きたいけど内容がアレなので配慮する)し、「一角獣の家畜化、畜産利用への一考察」もよかったしよかった。(語彙がない)

アーカイブここ。 放送不可のものもちらほらあって、それは入っていない。だいたい放送不可のやつのほうが面白いので、行くのがいいのだが、基本的に「行く=発表」。用意してなくてもいきなり入れられたりする。

で、予定には入ってなかったけど、飛び入りで私も発表した。自己紹介でもなんでもいいので軽いノリで発表できるのいい。

http://www.slideshare.net/interestor/1-65701441

ネタは作っているこれ↓について。

http://geodatavisualize.tumblr.com/post/149822189576/交通費変形地図都道府県ver
geodatavisualize.tumblr.com

今度はもうちょっとやばいのもやってみたいね。

ポリゴンのシロクマのペーパークラフトの型紙を作ったからおいとくね

2016/11/2 ペーパークラフトについてはこちらにまとめなおしました。

geoanimalls.hateblo.jp


f:id:interestor:20160831004907j:image


えータイトルのまんまです。画像だと緑の大地に降り立ってますがホッキョクグマです。ホッキョクグマペーパークラフトを作りました。今回は3Dのデータから展開図を作るところからやった、(一応)オリジナルです。

 

f:id:interestor:20160831010732p:plain

 

作った型紙データは↓よりダウンロードできます。投げゼニ式なので、チャリンとしてくれると喜びます。

Download

作り方は前に書いたこれ↓と一緒です。ていうか切って貼るだけです。のりしろはついてる。

interestor2012.hatenablog.com

今回、3Dモデルのデータの代わりに、型紙にどこの部品かわかるように絵をつけときました。我ながらやさしいのでは。改善の余地はある感じですが、組み立てられるしおいておきます。

 

組み立てでわかったこと。

 

最近「北極のナヌー」みたんだけど、子供向けの物語調ではなかったし、映像も「これ撮ってる人やばいのでは」ってかんじのすごい映像があるのでオススメです。さすがナショジオ。今Netflixで見られるので入っている人、おヒマな時にどうぞ。

 

 

保存

保存

だめだ〜だるい〜今日は何もしなかったな〜って唸ってる間にTシャツが作られていた

この記事は8/30に書かれましたが、リリースちゃんとされたので今日アップしなおしたものです。

なんか朝はやる気だったんだけどねぇ。 折り紙を作ったらイマイチだったりとか、プールに行こうと思って調べたらやってなかったりだとか、ツイッターしたりだとか、してたら今日やろうと思っていたタスクに一個も手をつけられないままに夕方になってた。

そろそろ晩ご飯の時間だわなんだこれ、なんにもしていない、だらだらさえしていない気がするのに時間だけが過ぎ去っているぞ。ついでになんかだるい。って思ってたらslackで@htomineから

f:id:interestor:20160830190045p:plain

って飛んできた。

そういえば昼過ぎに@htomineに「ボロノイのやつ、このロゴの形に作って」と言われて、Grasshopperでボロノイパターンの線画だけ作って送っていたわ、忘れてた。なんか自分が何もしていない間にTシャツとか作ってて焦るなーって思ったけど、もうこれを今日の自分の成果としてしまおう。

というわけで買えるみたいです。Qiita良く使ってる人、買おう。まぁ買っても私には一銭も入らないんだけど、嬉しい。この気持ち悪い系のかたちが、ボロノイ図(を元に角落として丸くしたやつ)です。ドロネー図よりボロノイ図派です。

suzuri.jp


9/13 リリースされてた。

http://blog.qiita.com/post/150301607419/new-qiita-shop
blog.qiita.com

夏の旅行たち

7月に北海道と沖縄に、8月に和歌山と愛知に行った。旅行に行くと文を書いたりしているのだけど、この夏はなんだか文章を書けないほど頭がとろけていたのか、いやそんなことは別にないと思うんだけれども、まぁ何も残していなかったのを(旅行に行っても写真はほとんど撮らないので、文章を書いておくといい)、思い出しながら書いていく。

まず北海道か。 北海道は、夫の祖母の納骨に行った。北海道も網走。いわゆる(ちょっと昔で言えば)地の果てだ。亡くなられた義祖母はクリスチャンだったので、あのお化けが出そうな縦に長い石柱みたいなお墓ではなくて、台の上に板が乗っている、まぁ何というかクリスチャンの墓っぽいやつで、お墓の前はちょっとした広場というか空き地みたいになっていて、芝生なのか雑草なのかよく分からない草で黄緑色だった。天気は地の果てにふさわしい曇りで小寒い。初めて会う親族たちと、牧師さんが墓を囲む。聖書の文句を唱えて聖歌を歌う、墓を開けて、骨を入れる。そのあとに、献花。参列者一人一人が花を墓前に置くとき、誰かが聖歌をハミングしだし、何人かがそれに合わせる。美しかった。多分に小説的だった。 あとは北海道の海の幸をたらふく食べさせられ、シャチを見に行って見れなかったりしつつ、帰った。網走から札幌、苫小牧と移動したのだが、北海道は思いの外広くて、苫小牧に行くので十分に旅行だった。大洗の水族館あみるべきだと友人に言われて、ギリギリの時間の中見たのだが(ほとんど水族館の裏側ツアーについやされた)確かに大変立派だった。

沖縄 沖縄はi社のメンバーの幾人かが沖縄でリモートワークする、というのにお邪魔した。恩納村のビーチが真ん前にあるairbnbの物件にみんなで泊まった。一言でいうと最高だった。泊まるところも綺麗だし家みたいに使えて居心地がいい。メンバーも良かったし、海遊びとそれ以外のバランスが取れていて良かった。メンバーは初めて会う人も多かったし、そもそも私は多人数で旅行するの苦手なので多少心配だったのだけど、なんかみんないい人だったというか居心地が良かった。わりとみんな「みんなで」より「じぶんで」がベースにある上でみんなでやることはみんなでやるっって感じだったからかなぁと思う。i社いい会社だなって思った。平日はみんな日中は仕事しているので、観光とかしないで、気が向いたら目の前の海に行って、土日とか時間があるときにはちょっと観光っぽいこともするって感じで、観光に重きを置かないところも良かった。どうもあそこに行かなきゃ・ここに行かなきゃってタイプの旅行苦手なので、今回みたいなのは私にはあってるなって思った。まぁ何しろ天気が良かった。海も夕焼けも太陽もなにもかも最高だった。

和歌山 友人家の別荘に行こうぜということで、4人で旅行。それぞれ一応知ってるよね、という感じのわりと珍しい面子だった。和歌山は「予想以上に良い」がいろいろあった。テーマパークみたいな動物園は展示の仕方が独特で面白かったし、花火は本当に予想以上に良かったし、ビーチも予想以上に綺麗だった。子供みたいにunoをやっていたら、兄弟の合宿所の裏で海ほたるが見れるよって連絡が来て、もう2時を過ぎていたと思うんだけど、出かけて行って海ほたるを見たのがとても良かった。夜中の海に膝まで入りながら虫取り網を動かすとその残像みたいに光るのは不思議な光景で。上を見上げれば満天の星空で、流れ星をみんなでで見た。今思うと大学生の時みたいな気分だったな。

愛知 祖父の誕生祝いで、昔よく行っていた温泉旅館に父母と姉夫婦&姪と泊まる。ついでに自分も誕生日を祝ってもらった。特筆すべきことはないんだけども、1歳半になる姪がよく動いていたし、祖父はでれでれだし、父もおじいちゃん業に慣れていて、世界は若い世代のものだ、と思った。

このとこを文章を書いていなかったせいか、どちらかというと読んでなかったせいだろうか、文章が気持ち悪いなぁと思うが、まぁこの文章など思い出すためのフックであればいいから、と公開ボタンを押すか。

生き物の形をプログラミングちっくにモデリングする

生き物の形を見るのが好きだ。 美しいし、そこには合理的な理由というか、生き残りやすい形質が長い時間をかけてフィルターで抽出されたことによる有利さがあったりする。結果的に、植物の種の配置にフィボナッチ数が頻繁に現れるとか、数学的に美しい形が出来上がったりしている。 ということは逆に、数学やルールから生き物の形を再現してみてはどうだろう、と、生き物の形の構造やら形やらをビジュアルプログラム的なソフトを使ってモデリングしてみている。

作ったものはここにまとめている。 gh-forms-of-lfe.tumblr.com

こんなかんじ。 f:id:interestor:20160818111738p:plain

使っているのはモデリングソフトRhinocerosのプラグイン、Grasshopperだ。 ちらっと上の画像でも見えるが、こんなかんじで、データと命令の入った部品(コポーネント)を繋げることでモデリングしていく。

f:id:interestor:20160818112508p:plain

ちなみにGrasshopperの簡単な導入とかは下記にもちらっと書いてあるので(めんどくさかったので毎回書くのはやめた)、面白そうだと思った人は是非Grasshopperはじめてほしい。で、はじめたよって教えてほしい。

qiita.com

できれば毎日1個作れるように、1時間くらいで作れるようになりたいなーって思ってるんだけど、まだまだですね。

プロトタイプの作り方について、MAKING MAKE展に行ってきた

f:id:interestor:20160627083509j:image

 
このあいだ『MAKING MAKE』展に行ってきた。山中氏のTwitterで知り、あまり前情報も調べないままに行ったのだが、大変良かった。
 
東京大学生産技術研究所でやっていたのだが、大学とか美術館に共通の(と私には感じられる)余裕のある敷地に、建築感のある建物と多めの緑。たまたまなのかいつもなのか、学生が見当たらない閑散としたキャンパスには、学生らしい人よりもむしろ小さな子どもを連れた家族連れがちらほらいて、銅像したの池で遊んだりしていた。展示をやっている研究室は正門から進んだ奥、つきあたり近くにある研究室というよりちょっとした美術館みたいな建物だった。
 
展示は、幾つかの作品(プロトタイプ)と、その製作の年表と、その間の検討におけるプロトタイプが主だった。
 
年表を見ると、わりと長いスパン、1年とか半年とか3年くらいとか、で作られているものが多く、ものを形にするということは、パッと見た印象より時間がかかるものなんだよな、と思う。もちろん学生だから、とかの理由はあると思うけれども。
f:id:interestor:20160627083655j:image
 
それと面白いのは、製作途中のプロトタイプ、まぁ言ってしまえば「失敗」の展示がされていること。軸のモーターを一本回すだけで多足生物のように動くものでは、少なくとも5回のプロトタイプを経てやっとイメージにあった動きをするようになったようだ。
f:id:interestor:20160627083541j:image
 
また、テストパターンというか、少しづつパターン変えるとどのような違いがでるのかを比較していたり

f:id:interestor:20160627083601j:image
 
色や素材の検討をしていたり、といった作る途中の選択肢の比較がよかった。
f:id:interestor:20160627083619j:image
 
イデアスケッチや比較検討の結果に対する考えなどもあわせて、「作るときに考えていること」が伝わってくる。新しいものを作っている時の、ものや考えの制作過程をみれることは希少で、ささやかながらものを作ったりしている身としてはとても参考になったし、励まされた。
もう会期は終わってしまったのだけど、またやってほしいし、あとこういったものが展示という形じゃなくてカジュアルに残せたり見れたりするといいなぁと思った。
 
 
展示を出ると、レンガ立ての古い建物があり「試作工場」と書かれていてとてもかっこよかったし、その裏の庭では雑然と外に置かれた椅子やソファに座りながらのんびりと肉を焼き酒を飲んでいる人たちがおり、ああこの空間にいられたら幸せだろうなぁと少しうずくような気持ちにになった。大きなビワの木から一個だけ小さな実をむしって食べたらうすっぽくて甘くてなつかしい味がした。

f:id:interestor:20160627083716j:image
 
 
 
 

文字を書くことについてなど徒然に

ブログ書きたいなーと思いつつなんだか書かないままにいた。わりと自分の中での原始的な欲求として「文字を書きたい」みたいなのがあって、それでブログを書いたりしているんだけども、どうもこの文字を書きたい欲求は別に人に見せない文でも消化されるらしい。ノートに適当に文字を書くみたいなことを毎日書くみたいなことをしていたら、あんまりブログを書きたい気持ちがなくなった。し、それを書かなくなったらこうしてブログを書いている。ブログに書くことと適当に書くことは内容も違うし文体も違うしPCで書くかノートにペンで書くかという違いもあるのだけれども、基本的には同じ欲求のようだ。なにかを表現する、とかではなく単純に、文字の連なり、言葉の連なりを吐き出すこと。

そういえばこの前は、ことあるごとに思い出して反芻してしまう記憶をこれ以上反芻しないために文を書いた。それなりの時間をかけ原稿用紙30枚ほどになったその文は読み返しはしないし、どこかに出すこともない、書き捨てるだけの文字の連なりだ。が、おかげでそれ以上記憶の反芻をしなくなった。記憶に浸ってよだれを垂らしていたくはなかったので、文字を書くという行為に感謝をしている。

そのときに小説風の(語り口のある)文を書いて思い出したのだけど、一つ書きたい小説があったのだった。元は中学くらいに見た夢だ。最後の、夕日みたいなオレンジ色のビーズののれんをかきわけるシーンで恐ろしく悲しくなって、夢の中で泣いていたら、その自分のしゃくりあげる声で目がさめた(もちろん現実にも号泣していた)。

平和な日常。「わたし」は姉に、最近できた彼氏や学校生活の文句を言いつつも、その日常を謳歌している。そんなある日、宇宙人たちが地球に進行してくる。はじめは誰も気がつかない。人間の皮を被った彼らは、複数の個体ながらも一つにつながっていて、知識を共有しながら人間社会を探っていた。そして、ある晴れた日、姉妹で野球観戦に行っている時に、宇宙人が蜂起する。混乱に陥る中、一人の男性が姉妹を助けてくれる。次第に姉とその男性はお互いに惹かれているように見える。しかし男性も姉ももう一歩踏み込まない。そして男性が告白する。自分は今侵攻している宇宙人の一人であり、そして宇宙人たちには重大な弱点が存在することを。愛を知ると宇宙人たちは溶けてしまう、それも宇宙人たちの思念はつながっているので、一人が愛を知れば侵攻は止まるというのだ。世界を救うには宇宙人と愛し愛されればいい。男性は姉を愛していると言う。姉とわたしを救うために自分たちを滅ぼしてくれという。しかし姉は黙ったまま。たとえ愛していたとしても、愛を伝えればその人はいなくなってしまう。で、なんかいろいろあって。姉は「愛している。」と男性に言う。姉を抱きしめながら溶けて消えて行く男性。まるで何もなかったかのように消える宇宙人とその痕跡。帰りみちに縁日が出ていて、夕日のオレンジ色のビーズののれんがかかっている。のれんを手で分けてくぐる姉は「わたし」からとても美しく見える。「わたし」はあれは本当に愛だったのだ、と思う。

細かいところは思い出せないしそもそも夢なので突拍子もないし、なにより今改めて筋を追うと恥ずかしいんだけども。まぁでもいつまでも覚えているのでこれも文字に出しちゃったほうがいいんだろうなぁ。小説ってどうやって書いたらいいんだ。

そういえば、人のことを好きになる時でも、その人の書き言葉が好みだと好意を持ってしまうし、書き言葉が好きだな。書き言葉は、発するまでに書いたり消したりできるところがいい。口から発する言葉は、あんまり思ってもないことを突際に発してしまったりするけど、書くときは、それを発するかの判断も含めてその人の発言になるので、含みがあっていい。もう少し自在に使えるようになりたいね。

おやすみ。

ポリゴン調の犬のペーパークラフトを作る

2016/11/2 ペーパークラフトについてはこちらにまとめなおしました。

geoanimalls.hateblo.jp

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

f:id:interestor:20160319090219j:plain

ポリゴン調の動物が好きすぎて、自分でもペーパークラフトで作ってみることにした。今回はネットの無料の型紙をダウンロードして組み立て。組み立てたら予想以上にかっこかわいくて、キャッチ画像まで作ってしまった・・・。現在は本棚に鎮座していただいている↓。

 

f:id:interestor:20160319095012j:plain

プロセス

①下記のサイト、右上のDownloadより、DL

German Shepherd Papercraft by rafaleluia on DeviantArt

ZIPファイルを開いて、「GermanShepherdLinedV1_0.pdo」というファイルがあることを確認。

 

②pdoファイルを開く

ペパクラデザイナーというソフト用のデータなので、下記より無料のペパクラビュアーをDLする。(Win用ソフト)。

ペーパークラフト用ソフトウェア[ペパクラデザイナー]

メニュー>ファイル>開く より「GermanShepherdLinedV1_0.pdo」を開く

 

③PDFとして保存

メニュー>ファイル>印刷設定で、「線をくっきり印刷する(ベクター印刷)」にチェックを入れる

メニュー>ファイル>印刷より、PDFとして印刷。

 

④dxfファイルに変換

silhouetteCAMEO(Craft Robo)でカットするために、PDFからdxfに変換する。

イラストレーターでPDFを開き、ファイル>書き出しでdxfを選択。

(直接印刷のプラグインを入れている場合には不要。参考onakaitai: カメオをillustratorから出力するには

 

⑤silhouetteCAMEOでカット。

もちろん手でカットしてもいいんだけど、40パーツを切るのはなかなか時間がかかる。それにカッティングマシンで切ると、折り線部分を点線でカットできるので、折る時めちゃくちゃ楽(だし綺麗)なので、カッティングマシンを使うことをお勧めする。fablabとかで借りることができるところもある。

デフォルトのデータでは、A4サイズ6枚が必要。本来3色(今回は2色で作った)。

紙に合わせて設定してカット(今回の紙は画用紙と同じくらいの厚さ(若干薄い)だったので、カットは刃出し3、厚さ15、速度10で行った)。

 

f:id:interestor:20160318192638j:image

⑥切り出したパーツを切り離す。

パーツ数は40個。
f:id:interestor:20160318192657j:image

⑦組み立て。

破線(- - - - )が山おり、一点鎖線(ー・ー・ー)が谷折りなので、折り線をつけてやってから、のりしろ部分を張り合わせていく。

ペパクラビュアーを見ながらだと組み立てやすい。
f:id:interestor:20160318192706j:image

あとはがんばる。頭を組み立てるのは楽しい。
f:id:interestor:20160318192721j:image
あとちょっと。全体の所要時間は3時間くらいだった。
f:id:interestor:20160318192733j:image

 

大人の基地のおわり

今日は高円寺の自分の部屋片付けをした。 引越し先に持っていくものはほとんど引き払った。 壁に並んだ工作用具も、天井に吊るされた鯨の骨の模型も無くなった。

4年間住んだ。 人が遊びに来て、やりたいことが生まれたり進んでいくような場所に家がなったらいいなと思っていた。 一気に10人くらい遊びに来てくれたこともあったし、海外の人がカウチサーフィンで止まっていったり、家出娘が居候していったり、ネットを見てそびに来たいという人が来たり、知らない間に遊びに来た人が水鉄砲を置いていったり。思い出せばぼちぼち楽しいことがあったなぁと思う。

最近は自分は別に住んでいて、高円寺の友人4人と工作基地として使っていたのだが、仕事が忙しくなってきたことでなかなか行かなくなってしまっていた。植物やきのこを育てるのに、遠隔、しかも定期的に行けないと失敗することも多く、その失敗が足を遠のかせる原因になっていたところもある。 ともかく、ぼちぼち遊んだがもっとめちゃめちゃにできたんじゃないかなと思うし、もっとめちゃめちゃにしたかった。

引越し先は二人ぐらしなので前みたいに本当に好き勝手にはできないけれど、でもやっぱり、人が来てくれたり、やりたいことが生まれたり進んだりする場にしたいなぁと思う。家の一部の部屋を公共空間のように使う、とか、家の一部の時間を公共空間のように使う、というやり方はおもしろいものを産むと今でも思っている。

久しぶりにブログを書いたら疲れたのでこの辺で。 中身がないな・・・・

※この記事は、今週のお題「わたしの部屋」について書かれています。

携帯をまた壊した

まえに壊れて修理したiPhone5が、また壊れてしまった。 前からばきばきだったが、ついにタッチパネルが正常に作動しなくなってしまった。 今かうならなんだろうなーと考えている。 いっそやめるかとも思ったが、なによりも地図が使えないとつらい。 携帯端末はやはり持っておきたい。

あまりにも持たないので、とりあえず丈夫さで選ぶとしたの二つか。

Samsung Galaxy S6 active - AT&T

TORQUE(トルク) G02 | スマートフォン(Android スマホ) | au

他にも防水・耐衝撃はあるのだが、どうもメーカーに信頼感がないのでなぁ。 あとカメラはそこそこいいのがいいなぁ。

あたらしいiPhoneは防水っぽいのでそれを待ちたい気持ちもあるのだが。

とかいってるとなかなか買わないのでかわねば。

センチメンタリストジャーニー

ひさしぶりに、このブログの昔の投稿を読み返してみた。

最近は作ったものだのを書いていることが多いけど、 前はセンチメンタルな日記やら、考えたことなんかを書いていて、 それを読み返すとその頃の自分が懐かしいような気持ちになった。

もともと2012年の1年間用のブログだったのだが、気が付いてみれば2016年。4年間。 一部前のブログの記事を移していたりもする(と思う)ので、一番古いのだと2010年に書かれたものがある。そうすると6年間か。その頃から考えているというかやりたいことはあんまり変わっていない、というかやりきっていないのでつぎに進めていない状態が続いていて、そろそろどうにかしようと思う。

ここ4年、もしかしたら6年、は、自分が実現したい生き方とか生活とか、大風呂敷を広げてしまえば世界とか、にとっては回り道だったかなぁとはおもうけども、人とか不合理に対して、理解というか想像できる範囲は広がったし、それは覚えておいてよかったものだと思えている。

2016年は楽しい年にしよう。

おめあての動物を素早く探せる園内マップを作ってみた

かってな課外活動で、動物園のマップを作った。*1

もともとの動物園マップはごちゃごちゃしていてわかりにくいということがあったので、シンプルででわかりやすい地図を目指してつくってみた。

で、私はおもに企画と動物アイコンを作りをやったよ。

f:id:interestor:20160106223850p:plain

イラスト描くの楽しかった。

作ったもの

f:id:interestor:20160106225446p:plain

もともとの地図はこんなの f:id:interestor:20160106224151p:plain http://hirakawazoo.jp/wp-content/themes/hirakawa/images/menu1/map/151130ennaitizu.pdf

工夫

地図のシンプル化

動物園での行動はほとんど、コース(道)に沿って移動し、動物を見る、というもの。 そこで表示をコースと動物のみに絞り、そこに最低限のトイレなどの施設を加えることで、見やすさをアップさせた。

検索性の向上

私はこのタイプの、文字を目で探して、もう一回地図内の数字を探すみたいのが苦手。コースに沿って数字が配置されてるのとか気がつかないので、やみくもに数字を探して時間がかかる。なので、あまり基本のレイアウトは変えずに、ちょっと探しやすくなるようにしてみた。

動物園での地図検索は主に以下の二つ。

  1. 目的の動物の位置を探す

  2. 今いる位置を探す

今回はおもに1に対してちょっとした助けを施した。

目的の動物の位置を探す

さがすときはこうやっていると思う。

1.リストから動物の名前を探す

2.動物の番号を探す

3.地図から番号を探す

これをちょっと助ける二つの工夫を行った。

・動物リストを分類に分けることで探しやすく

・数字に色をつけ、探す範囲を狭めてやることで早く探せるように

・人気の動物(よく探される動物)はイラストに

まず大まかに目安をつけ、その中だけじっくり見ればいいというふうに変えた。 試してみたところ、動物の名前を聞いてから地図上で位置を見つけるまで、元のマップは平均20秒、対して作った方は平均11秒と、倍近い素早さで見つけることができていた。*2。 大したことのない工夫なのだが、ちょっとした事でけっこうちがうものだ。

*1:鹿児島デザインアワードに応募してみたんだけど、見事に二次選考で落選したよ。

*2:サンプル4とかなのであくまで「らしい」というレベル

2015年ふりかえり

漠然と変化と進捗のない年だったと思っていたが、下記書き出してみたらぼちぼちいろいろやっていた。その割に進捗なく感じるのはいろんなものに手をだしすぎかなー、でも好きなんだよなーいろいろやるの。

しかしずっともんもんとしていた年だった気がするので、2016年は自分の欲望と意思に従う年にしたい。

しごとについては、やっと自分がやりましたとちゃんといえる商品が世に出てちょっと進んだ気がする。が、他のプロジェクトは進捗を出せていないし、自分の未熟さを目の当たりにした。また、自己実現とかどうでもいいし、楽で暮らしていけるだけの金を稼ぐことが大切!と思っていて、そしてそうであれば毎日耐えられる(し、耐えられる条件の職場だ)と思っていたが、だんだんとすり減ってちょっとこれ以上このまま耐えているとおにばばになりそうですね、みたいなことがわかってきた。

ナマケモンについては育てる部分は進んでいないのだが、メイカーフェアーに出したことで、露出は増えた。やってみて、失敗し、継続できていない、みたいなサイクルになっているので、失敗したときにバージョンアップして復帰するサイクルを早く回せるようにしたい。うまいこと進捗させていく力がなくてだめだったが、2016年はどうにかする。

月表

1月
- アクアポニックス稼動。
2月
- 展示を見に行った
- 革スリッパ作成
- バイオハッカー講座
- 鯨を全部つった
3月
- オープンデータチャレンジ受賞
- ナマケモンラボに人が遊びに来た
- バイオアート体験
- 姪誕生
4月
- プリントボットでいろいろつくったり、地球ブロック試作したり
- お茶を作った
- コミティア用にいろいろ作る→でれない
- 屋台を作るワークショップに出る
- 新部署になった
5月
- 恋人宅引っ越し
- Nさんと牛久大仏に行った
- ラズパイをいじってみた
- ヤコウタケを育てた
- Oさんと友達になる
- shojinmeatの人とすれ違う
- 遠心分離機を作ってみる
6月
- アリスの絵本をつくりはじめる
- 燻製をしてみた
- スラックラインの片づけを手伝っていろいろもらう
- メイカーフェアーに申し込む。地球ブロックの試作をする
7月
- モスクに行ってみた
- どじょうをもらった。脱走に恐れおののいて、食べた。
- メイカーブログの取材を受ける
- 3Dプリンターやさんに行った
- イカをやりはじめる
8月
- メイカーフェアーに出展した
- バーはなに行った
- 船舶免許を取得
- ギークガレージに話を聴きに行く?
9月
- 金沢で製品テスト販売・金沢に行く
- 船を運転した
- 仕事で新プロジェクトチーム結成
- ナマケモンに本が贈られてくる
- プール開き会をする
- ワイヤードのアワードに応募する→落ちる
10月
- ボートに乗るデートをする
- ビールを造る
11月
- アクアポニックス講座に出る
- クラヴマガをはじめる
- プラモデルちきゅう完成
- ビール会を開く
- ビール機を作り始める
- SさんとN結婚式&水族館
- なまけもんkintoneができた
12月
- 銀山温泉に行く
- 動物園マップを鹿児島デザインアワードに出す→二次落選
- Iちゃんと落語に行った
- 撮影立会いをする
- 受講生のインタビューとして記事が載る
- 結婚の確定