アルティザンキーキャップというのは、キーボードにつける特殊なキーキャップで、アクセサリー的にキーボードのワンポイントとなるキーキャップだ。職人的な造形をされているから「アルティザン」という。
わりとなんでもありで、綺麗な模様の入ったものやキャラクターを模したもの、キーキャップなのに押せないような形のものまである。ついでにお値段もけっこうして、キーキャップ1つに数千円から高いものだと1万円近くしたりする。
前回空キーキャップを作ったのに続き、今回はより攻めた?シロクマのキーキャップを作った。白と青の2匹だ。
シロクマは前にペーパークラフトを作った時に作ったモデルを縮小したもの。ポリゴン状にカクカクしているのが特徴で、同じくカクカクした氷山に乗っけてやった。ありものを使いまわしたのでモデリング自体は素早く終わった。
1号家で3Dプリント→2号形を修正して家で→3号DMMナイロンで3Dプリント→4号DMMで透明アクリルときた、4号がこいつ。シロクマポリゴンと透明感が綺麗だ。
そのままだと積層痕が結構あったため、クリアを吹いたり削ったりレジンをつけたりして仕上げた。ついてにナイロンでは軸がしっかりはまっていたが、アクリルにしたらスカスカになったのでレジンで埋めている。
で、いろんな色があった方が見ていて楽しいだろうなともう1つ作ったのが青。もう少し水色っぽいイメージだったのだが想像より濃い青だった。ただ、ポリゴン間の出方や積層痕などは今回の方が綺麗。また、多少修正したとはいえ、前回より明らかに耳が細かい部分まで造形されている。色の違いによるものなのか、機械の個体差やコンディションなのか。後処理がなくても全然問題ないクオリティでありがたい。
職人的な手仕事も好きだがたくさん作るのはやっぱり難しく、あとデジファブ推進派としてはやはりデータから作りたいよねということで今回3Dプリントでアルティザンキーキャップを作ってみた。想像以上に良さそうという印象を受けた。次はマルチカラーがどこまでできるのか試したいところだ。
追記
買っていただいた方がつけている様子をツイートしてくれていた。涼しそうで居心地が良さそう。
ホッキョクグマくん、透け感もかなり良い👌 https://t.co/KKMl6q1NUM pic.twitter.com/lHcGKVuy0O
— ふく@自作キーボードClaw44 (@yfuku_) October 19, 2019