何もしたくなく、かといって家にもいたくない、1人でいたい、という時に釣りに出る。
釣り糸を垂らしておけば数時間は景色を眺めてぼうっとしていられる。
今日は曇りで、雨もパラつき人は少ない。曇りや雨は日常の気持ちでいると煩わしかったり落ち込みやすくなったりするが、釣りに出て空の下腰を落ち着けると懐かしい昔好きだったものを見つけたような気持ちになる。そして長々と座っていると、そのうちに脳みそにくっついていたもやが、液晶の保護フィルムをペリッと剥がすように剥がれている。
釣り糸を垂らしておけば魚がかかることもあるし、魚がかかればうれしい。少し気分は良くなり、元気になって帰る。
こさばが釣れるかなと思っていたら、どちらかといえばカタクチイワシが釣れた。あとはムツっこ、アイゴ。