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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

Vroidに帽子をかぶせてclusterで使う、あるいはモチベーションと技術力が低い人間が以下にしてテンションを維持するかについて

最近VRで発表会などに参加する機会が増えてきたためfarmtory活動用のアバターを作った。VRプラットフォームのclusterで使えるようになっている。その作業と心を折らないためのTipsのメモ。3DCGもUnityもわからんマンだけどそれっぽい感じに出来たよ。人に一夜、帽子に一夜、かぶせてエクスポートして遊び回って一夜という感じで作った。


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人間型のアバターにもともとさして興味がなく「なんかやりたいけど今やってることはやりたくね~暇~」という気分の時に突発的にモチベーション低く作り始め、わりとすぐに放り出したくなったがちょっと頑張ると所々でテンション上がるポイントがあり、作り上げてみると愛着がわくし中はいると楽しい。今はわりと自慢して回っています。

 

 

 

下のリンクで動いているのが見れる、かわいいやろ。

 デザイン

id:mssknd 氏による技術書典のサークルカットの娘がデザインベース。人間のデザインにあまり拘りがないので自分でゼロからやるのは無理、というかこの子を作りたくて作った(最終的に雰囲気が出てないのは技術とセンス不足による)。VroidStudio(人を作るやつ)できることが広いので、なんか「こういう子が作りたい!」っていうのがないと迷走する気がするので、作りはじめる前に絵でも文章でもいいので「こういう子」っていうのをかいておくといいんじゃないかと思ったよ。後工程で嫌になったときも「この子を作るんじゃ!」って立ち戻れるしね。

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技術書典6: farmtory-lab 詳細

 

先に言っておくと帽子をかぶるのは初心者としては正直めんどくさい。が、圧倒的わかりやすい特徴がある、というのは初心者がモデルを作って気持ちよくなるためにはわりと正義だ。細かいニュアンスを作る技術力がなくとも力押しで「この子はこの子だ!」と自分を納得させモデルをより愛することができる。もちろん被り物じゃない選択肢だってたくさんあるが、被り物は衣装を着替えても継続できるという点でも選択肢のひとつとしてなかなか良かったと思う。

人のモデル作成

VroidStudio を使った。髪と顔に悪戦苦闘、なかなかイメージ通りにならないので放り出したくなった。絵を描かない人間にはVroidhub厳しい。が、販売されている服のテクスチャを貼ったら「あ、まぁもうちょっとやってやってもいいよ?」ってなって顔面やるモチベーション戻ったし、瞳のテクスチャを使ったら「お、なんかちょっといいかんじになるかも」という気持ちになったので、絵心のない人間は先人のテクスチャをがんがん使っていくと良い。Boothにテクスチャ色々あるし、だいたい数百円とかで安いので実際使うかわからなくてもあんまり考えるな。化粧品と思えばだいぶ安い。

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瞳もこれだけ(っていうかもっと大量に)ある

はじめから理想的にしようとすると素地がない人間は爆散してしまう、イメージと比較して「ちょっと違うけど許容範囲かな」というのを探し、なんなら元のイメージを一部捨て、まずありもののテクスチャを使う、それをベースに改造してもいいし*1、人が作ったものは学びになるのでなんかできるかもって気になってきたらまた自分でイチから作ってもいい。

 

ふぁむ子の衣装ははぴこっぷ氏作成のつなぎ服のうんち部分をロゴに貼り替えたもの。VRoid 男性 つなぎセット - ぴこっぷ - BOOTH

 

できたらエクスポート。VroidStudioがエクスポート時にメッシュやマテリアルを削減できるようになったので、clusterで使う場合この時点で削減しておくここに書いてある制限以下(帽子の文があるので余裕を持っておく)にする。

 

できたらついでにVroidhub(なんだろう、Vroidのギャラリー?)にあげるといい。上げる必要性を感じなかったのだがやってみたところ、Vroidhubで見るとVroidStudioで見ているときより一段きれいに見えるし、なにより動いているのが非常に良い!テンションが上がる。ついでにいいねをもらえたりもする。後工程のモチベーションがあがるぞ。

 

帽子のモデル作成

Blenderでfbxのモデルを作成した。といってもこれも人が作ったものを改造させてもらったのだが。ねこ帽子(VRChat想定3Dモデル) - yay yay - BOOTH。Boothでfbx形式の帽子を探すといろいろある。

 

帽子をかぶせて再エクスポート

帽子をかぶせるのは人のモデルと帽子のモデルのファイルを読み込んで位置を調整し、Unityでしてまた書き出す、という操作になる。帽子をかぶせるところでは以下の記事が参考になった。

VRM(VRoid)アバターに帽子をかぶせてみた - Pikali’s diary

普通に位置を調整する重ねるだけだと静止している時はいいのだが、clusterなどで動かすと帽子が揺れて一瞬脱げてしまうので、上記記事に書いてあるとおり帽子を頭のボーンの階層に入れる必要がある。

 

できたらVRMファイルをエクスポートする。エクスポートに2段階あるのがちょっとややこしい。下記記事が参考になる(ボーンやマテリアルの調整は不要、デクスポート部分のみやればいい。)

【Unity】人型アバターのFBXファイルをVRMファイルに変換する | STYLY

 

clusterに登録して自分のアバターとして使う

できたvrmモデルをclusterのマイページの、アバター画面からアップロードすればOK。このへんはだいぶ簡単。

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動いたり色んな所に行くと楽しいね!

画像

 

 

*1:利用規約上いいやつならね