2017年1月25日、FabAcademyのmaking almost everythingという授業を受け始めた。
Fab Academyとは
MITのニール・ガーシェンフェルド教授による(ほぼ)あらゆるものをつくるためのオンライン講義です。毎年世界各国のファブラボから200名程度の学生が参加し、3Dモデリングから回路設計、プログラミング、機構設計など、モノを作るためのあらゆる技法を学びます。
Making allmost everything、ほぼなんでも作る、という講座名のとおり、デジタルものづくりの基礎からひととおり学ぶ講座。Arduinoを使わず、むしろarduinoを「作る」ところからフルスクラッチで作る。
講義+課題の形式で、むしろ課題をやるのがメイン。ローカルのファブラボでチューターがついてくれて、実際に機材を使いながら制作していく。
講義はビデオ会議かつ英語だが、アジア単位のレビューだったり、ローカルでのサポートがあり、英語がわからなくてもやれる環境はある。
受講を決めた経緯
そもそもこの受講記を読んで、そういう講座かあるのは知っていて、でもMITでしか受けられないと思っていたので、無理だなーと思っていた。自分で似たようなことをやろうとは思ってやってみたが、すぐにつまってしまった。そのまま半ば諦めていた。
ところがたまたま行った、農業×Iotというイベントの発表にFabLab浜松の人が来ていて、その発表の中でFabAcademyについて触れていた。発表の後いろいろ聞かせてもらったら、なんと日本で講座が受けられるというじゃないか。おりしも無職。 これは受けよう、と思った。
知ったのが11月26日で、申し込み締め切りは12月初め。考える時間はあまりない。これはもう受けよう、と決めた。
受講の場所問題
全国にFab系の場所はなん箇所もあるが、FabAcademyを受けられる場所は4箇所しかない(場合によってはリモートでも受けられる)。仙台か、鎌倉か、浜松か、大阪。一番近いのは鎌倉、しかし今の家からは2時間もかかるので通いづらい。ではもういっそ家を離れて私の実家近くのFablab浜松で受講しようと思った。それなら大阪に夫の祖母が使っていた家が空き家になっているので、そこに二人で住もうかということになり、北加賀屋で受講することにした。(その他北加賀屋はその時点で他に受講者がいたことや、当初は現在住まわせてもらっている家よりさらにラボに近い家に住めるかもということで条件が良かった。結局浜松にも他に受講者が増えたこと、家が若干遠い家になったことなど多少誤算はあった。)まぁそんなわけで半年ほど家をあけて、大阪で住むことにした。猿が出るそうなので楽しみである。まだ見ていない。
初めての授業の感想
英語がわからないので、授業は結構わからない。が、チューターなどのサポート体制がしっかりしているので、課題をこなしスキルを身につけること(自分がやれれば)可能だ、という気持ちでいる。助けを求めればなんとかしてくれる感がある。今週の課題はGitでのバージョン管理、Webサイト作り、最終の課題制作のアイデアの提示。 比較的知っている分野だし、なんとかはなりそう。
リモートでのミーティングとかしてると、これまでコミットしたいなぁと思いつつうまくコミットできないでいたファブラボコミュニティに接続できそうで嬉しい。わくわくするし、やるぞーという気持ちでいる。
宿題
最後にFinalProjectというのを作るんだけど、そのアイデアスケッチと、毎週の課題提出用のWEBサイトを作るのが宿題。
サイトはここにできる予定。 FinalProjectは今んとここんなのを考えている。 密閉容器の中で生態系を維持するためのデバイス。色々考え中。