週末、マテリアライジング展に行ってきました。上野公園内?隣?の東京藝大美術館へ。なかなか興味深かったので、特によかったものをPickUpしてみました。
まず、3rdGeneration。もともとフナから人工的に作られた金魚を、選択的に交配させることでフナに戻すという作品。先日のゲンロンカフェの「DIYバイオの可能性」トークでもバイオアートの一つとして紹介されており、本物を見られて嬉しかった。アートとしてだけではなく、選択的な交配として学術的にも新奇なものとのこと。
↑もう金魚の赤い色は全然見られない。それが金魚にとって「解放」かはともかく、3世代でこれだけ変わるというのは興味深い。
今回特に気に入ったのが下の写真。生き物の動きをトレースし、それを3Dプリンターで出力した作品。これもバイオアートなんじゃないだろうか。生物の動き、そして時間が積層化されているのが面白い。人間のトレースをせきそうしたらいったいどんな風になるんだろうか。
↓粘菌の時間だ。
↓これはよくわからないんだけどかわいかった。
これもすごく面白かったのがヤドカリの家を造るプロジェクト。
アクリル製の透明なヤドカリ用の殻を作って、そこにヤドカリに引っ越してもらおうというプロジェクト。残念ながら展示にはヤドカリはいなかったが、やどかりがこの殻に入った映像はとてもキュートだった!