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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

夏休みの宿題をなつかしく思い出すセンチメンタリストの日記

夏が終わった。

ブログを書かないまま長いこといて、いろいろなことが起こったり、
それ以上に起こらなかったりした。
「なにかが起こりそうで何も起こらないのが夏」って誰かが言っていたけれど、
起こらなかった出来事を考え、いったん何かをなすために何かをしようとするのをやめようと思って、
そうしたら、個人的な、日記のような文章を書いてもいいんじゃないかと思った。

夏にやりたいな、と思っていたことはたくさんあって、例えば屋上でテント張って住むとか屋上プールするとか、ビールかけとか誕生会とか。でもなんだかどれもやり始められなかったり途中で放り投げてたりしている。

夏に限らずそういうことは数え切れないほどあって、なにかをやり終えられない自分は、だったらもう何もしないでもいいんじゃないかと思う。前に「本当に何もしない人だなと思って。」と笑いながら言われたことがあったけれども、それでもしいられるのなら「何もしない人」でいられたらいい。

最近人に会うと「何をしている人?」と聞かれることがちょこちょこあって、そのたびに困ってしまい、帰りの電車の中で考えたりしてみるのだけれども、
やっぱり車窓をぼーっと見ながら考えていたって結論はでなくて、次にもまた困ることになる。考えてみても、何もしていないな、と思う。寝たり、食事をしたり、たまに洗濯をしたりしている。電車に乗ったり、会社に行ったり、時々イベントにも行く。息をしている。

「何かをする人」であった方が自己紹介にしても生きていくのにしてもうまくやっていけそうだが(セルフブランディングとかいう)、なにかそのためにできもしないことをしないでも、目の前にある日々をすごしたい様に淡々と過ごせたらそれでよく、自己紹介では名前と、昨日食べたご飯と、最近読んだ本の名前でも言えばいいかな、と思った。
 
・微熱が下がらない。37.5℃。体調が悪いというほどではないが、会社がひどく疲れるしミスが多い気がする。
・新宿でベンチの材料を買って帰る。ボタンを作り終えた。
・タルト・タタン風の煮りんごを煮る。甘い匂いで満たされる。うまくできた。
・煮りんごの味見をしたら舌を火傷した、とメールで言ったら、「舌なめたら甘そう」と恋人に返されどきとした。
・一人で家でいろいろとしているのは幸せ。