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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

小学生の本を読む、ステテコっぽいものを作る。リハビリ日記6/12

なにもできない生活を暫く送っていたが、風を気持ちよく感じるくらいには快復しつつあり、少しづつ作業もできるようになってきたので、ものを作ったり文章を書いたり新しいものや人にあったりのリハビリ(つまり私のの大体のところ)をのんびりやっていこうと久しぶりに日記を書いている。

 

今日は素晴らしいことに素面で気分が良くて、それはかなりのところなつかしい本(と薬)のおかげだ。子どもの頃に好きだった本をなにか読みたくなり、Kindleで見つかった「霧の向こうのふしぎな町」を買った。小学生向けなのでぼんやりしていても読みやすい。
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試しに好きだなと感じた文をハイライトしてみたら毎ページに1つ2つあって、すごいなぁと思う。こどもがわくわくするような要素がぽんぽん入れられていて、そして表現がいちいち素敵なのだ。

 

リヤカーつきこううん機は、青々としたいねのあいだを、かみなりのような音と、もうもうとたつ土ぼこりをおともに、のろのろとすすんでいく。

 

どの家にも、道に面してぴかぴかにみがかれた大きなまどがついている。クリーム色の家は本屋らしい。大きなまどから、本がたくさんならべてあるのが見える。そのむかいでは、船の道具を売っている。本屋のとなりはせとものがならべてあり、そのむかいはまっかなドアのある、いかにもたのしそうなおもちゃ屋だ。おもちゃ屋のとなりはおかし屋にちがいない。

 

マンデーのところですてきな色をたくさん見た。六月の風の色。十一月の海の色。だんろの中のほのおの色。西にしずむ太陽の色。山の湖の色。

言葉がとても丁寧に紡がれていて、やっぱりまた「すごいなぁ」、と思う。でも実はより覚えていたのは文より挿絵だ。下の絵は小学生のときから好きだった。挿絵は若干暗さがあるというか癖があって主人公だって美人とはとてもいえなくて、なんかいい。

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挿絵を見たり本を読んだりしているとなつかしいだけじゃなくて、いちいちわくわくする。あ、こういうものが好きだったしちょっと忘れていたけど今だってこうのが好きなんだ。埃をかぶっていた感性の箱が引っ張り出されて開けられていく。そんな感じで今ちょっと元気だ。

 

元気だったので夏用のステテコっぽいものを作った。

 

2ヶ月くらい毎日着ても洗濯しないですむくらいにTシャツが部屋に溢れていたんだけど、流石にボロボロのものが多く半分くらいがボロ布に降格した。で、私は夏の家着にユニクロのリラコの短いやつを愛用しており、まぁ短い版ステテコであるそれをテロテロになったTシャツで作ることにした。
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現物を見ながら型紙を感で起こす。ポケットとかは省略。パターン・裁縫は一回ちゃんと習ってみたくもありますね。
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で、ざざっと縫って試作ができた。ブルドッグ股間にましまし圧力をかけてくる。

縫い目がやばいくらいガタガタだけど、形にできたので満足。着心地はテロテロで気持ちいい。

ノーパンで履く用に進化させたい気持ちがある。そしたらステテコじゃなくてズロースか。

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仕事でVRのワールド(用のパーツ)を作るのやったりしているのでclusterのイベントにでてみた、鳩の人がカラス(cluster社長アバター)に囲まれてておもしろかった。
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