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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

「なんとなくそばにいる」をリモートでも

コロナウイルスの感染予防として在宅で仕事をしていたり、学校や勤務先が休みになって家にいる人が多いと思う。リモートワークへの知見はよく見るが、家にいるとワークだけでないリモートも積極的にしたほうがいいと思っている。

 

2年ほど前だが、こういうことをしていた。リモートルーム。

 

 

要はビデオチャットで家と家をつなぎっぱなしにしている状態をリモートルームと呼んで、そのハブをしていたのだ。この2年で子供たちが大きくなったりでこのメンバーではやらなくなったが、ファーマトリーラボのメンバーでつなぎたくなったらつなぐかんじで細々と継続していた。

 

上の記事では理由をこう書いてある。

 

なにか些細な面白い出来事(例えば畳もうとした洗濯物のタオルが完璧にインターネットエクスプローラーの形になっていたとか)があった時にそれを共有できる人がいない残念な気持ち、一人だなーという自覚のようなものか。一人旅ではおなじみの感情だし、嫌いな感情ではないのだが、しかし一日の大半をそうやって過ごす日がずっと続くとだんだんと澱がたまるように倦んでいっていまう。話さなくてもいいのだが、話しかけられる位置に人がいることは、一人が好きな人間にとっても思ったより重要であるようだ。

 

2年たって、その感覚は変わっていない。「何を話すでもないがそばにいる」「本当に些細なことをぱっと言える環境がある」というのは人間の精神にとってとても大切なことだ。

 

今、コロナウイルス感染防止のため、この「何を話すでもないがそばにいる」「本当に些細なことをぱっと言える」という環境を多くの人が奪われている。産前産後の人だけではない、在宅勤務の仕事を選んだ人だけではない。特に一人暮らしを始めたばかりの人とか、長期になればなるほどつらいと思う。

 

リモートワークやリモート飲みだけではでなく、「なんとなくそばにいる」リモートもやってみてはどうだろう。

 

以前の記事でのTipsに最近の知見も加えてアップデートしておいておくので、始める人は参考にしてみてください↓

 

Tips

  • ハブとなる人がいたほうがつなぎやすい。できるだけ時間を固定する。(10~17時とか、15時~15時半とか、土曜だけとか)
  • 割と話したいなら、お茶の時間とかご飯の時間に合わせるとかがよい
  • 知り合い同士(ネット含む)でやる。各々は知らなくてもいいが、ホストは全員知っているほうがいい。インターネットで知らない人を募集するのはお勧めしない。続きにくいし、留守がわかるなどの危険がある。
  • 3~8人程度でやる。2人だと圧がかかりやすい、多すぎるとあぶれる。
  • 人が来た(つながった)時には挨拶をする

  • つながなくても人がいる/いないがわかるといい(スラックチャンネルや使っているアプリの通知などを利用)
  • つなぐ人は基本マイクや映像は切っていてOK

  • ハブの人は自分は映らなくてもいいので、なにか流しておくといい。うちはエビの水槽を映している。
  • お茶タイムとかを決めてそこでお茶飲んだりすると話しやすい

 

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つけっぱなしのサブカメラは画質が悪いのでエビが見つけにくい

まともなWEBカメラ、これはよいのでもう一台買うか迷ってる