タイトルの通り。Vtuberやろうとしている人で、まっさらなモデルを作るのは大変だけど、ありものをつかって、かつ自分なりにちょっと改造したいという人には役立つかもしれない。いくつか躓きポイントがあったので記録と、忘れそうなので参考サイトの備忘録です。
目的
同じシェアハウスの住人であるところのid:platronicalがVtuberをやっており、アリシアのモデルを使っている。できればリアルの放送の時のかっこを反映したいということで、眼鏡をつけたり髪の色を変えたりするのを、経験がてら引き受けてみた。そのうち服も変えたいですね。
プラトロさんがやってるのはこういうの。
きっかけとなったわがシェアハウスでやったVtuber体験会
アリシアダウンロード
ここから 3d.nicovideo.jp
1.blenderに読み込む
ファイル形式について
はじめはmmd形式(.pmx)でやっていたが、もともと使っているUnityPackageとボーンの構造が違い、その後のUnityの処理で読み込めない。UnityPackageと同じ構造で使いたいならfbxで読み込んでfbxでエクスポートとするのが良い。 DLしたファイルのFBXフォルダの中には2モデル入っているが、Alicia_solid_Unity.FBXを使う。
文字コードでエラーが出て読み込めないのでバイナリに変換する
そのままファイルを読み込もうとするとエラーが出る。これはASCIIのファイルがサポートされていないためらしい。Autodesk FBX Converterを使ってバイナリに変換する。以下のサイトを参考にした。
【Blender】ASCIIのFBXファイルが読み込めない場合の対処法 - おもちゃラボ
表示設定をする
読み込むと「テクスチャ落ちてる!」ってなるが単に表示設定のせい。テクスチャを表示させる。あとライトが暗いので見やすくするなど。この記事を参考にした。 この記事はMMDを使っているが、設定は参考になる。blender初心者でもわかりやすいのでつまみ読みするとよい。
2.改造する
ここは特に詰まったことはない。髪の色の変更や眼鏡をつけたりなどした。この時点で.blendファイルを保存しておくこと。
3.エクスポートする
Unityに読み込むのにfbxが一番よさそうだったのでfbxでエクスポート(.blendは情報的には読み込めるっぽいのだが、一部データが落ちた)。 ファイル>外部データ>絶対パスに設定した(相対パスでもいいのではないかという気はする)。
エクスポート設定
これが一番わかりにくいハマり方をした。そのままエクスポートするとblenderが停止してしまう。初期オブジェクトの立方体だとうまくいくのにアリシア(改造前)では落ちてしまう。。。 結論としては、エクスポート設定の「アニメーション」の「ベイク済みのアニメーション」のチェックを外したらエクスポートできるようになった。参考までに私のエクスポート設定を載せておく。
参考になったのはこちらのサイト。(ただしこの設定と自分のエクスポート設定は違う)
VRChatでとりあえずアバターを追加する方法Blender編その2:VRChat向けモデリング・Unity初心者のススメ - ブロマガ
注意
ちなみにこの時点でfbxプレビューで見ると頭と顔が消えていてあれ?となったがblender上でみたらモデルはありつつテクスチャがはがれていて見えない状態だった。次のUnity 読み込みの時点で鑑賞されるので気にしないでよい。
4.Unityに読み込む
fbxファイルはテクスチャのパスしかもっていないため、fbxファイルを読み込むだけではテクスチャがはがれてしまう。先にアセットの同じフォルダ内にテクスチャファイルを読み込み、そこにfbxファイルを入れるとテクスチャ付きで読み込める。 参考はこのサイト。fbxコンバーターもやってみたが一部のファイルが落ちた。 BlenderからUnityにテクスチャ付きオブジェクトを渡す - おもちゃラボ
まとめ
この前にMMDでもいろいろやっており、それもほぼほぼファイル形式とソフト仕様であわあわ言っていた感じであった。まぁただ何となくファイル形式の知識もちょっとはついたし、データ変換手段も学べたのでよかったかな、と思う。Vtuberを自身がやるつもりはないんだけど、3DCGはちょいやるしVRができるPCもあるし、わりかし環境があるので個人Vtuverがやっていくための支援とかできたらいいねってプラトロさんと話している。