すいません、noteに書いたのを貼り付けるだけです。中身についてはこっちを見てください。(最近ものを作ってないわけでなく、作ったものを書くところがとっ散らかっていてここにかけていない、という感じなのをなんとかここにまとめておきたい気持ち)
すごい楽しかったし、またやりたい、後写真とか動画とかはもうちょっといい感じに撮りたい。
すいません、noteに書いたのを貼り付けるだけです。中身についてはこっちを見てください。(最近ものを作ってないわけでなく、作ったものを書くところがとっ散らかっていてここにかけていない、という感じなのをなんとかここにまとめておきたい気持ち)
すごい楽しかったし、またやりたい、後写真とか動画とかはもうちょっといい感じに撮りたい。
朝起きてちょいだるいなーと思ってはいた。
でもまぁいつものことだし、その後ご飯食べて遊舎工房行って、そして帰る途中、あれ?腰痛いな?と。なんとなく不穏な空気は感じつつまぁまぁと気持ちを誤魔化しているうちにどんどん痛くなり、翌日には腰を曲げてないと歩けなくなった。
伸ばして寝てても痛くないし、座っていてもさほど痛くない、でもまっすぐ立つと痛い、というか、なんかまっすぐにできない。体が固まってしまったみたいだ。それが数日続き、様々な予定をキャンセルし、仕事を遅らせて、「このままだとヤバい」と近くの病院へ。
整形外科&ペインクリニック。「腰痛の私のための病院!」と期待を持って扉を開けたら、受付1階診察2階レントゲン3階という「腰痛の人間を苦しめるための病院…?」となる作りでぶっとびました。でかい病院を想像したかもしれないがそれは間違い、スナックが各階に1点入ってる雑居ビルみたいな大きさよ。一応エレベーターはある。
まぁでも診察と治療はスムーズに行われ、診察と治療機器がじいちゃんちの片付けで出てきたウォークマンより古そうなボロさだったのと、レントゲンで「パンツ膝まで下げて」と言われたの以外は特に驚きもなく、普通に椎間板ヘルニアになりかけでした。
で、たまたまバズってたので腰痛対策を募集してみたら、まぁみんな苦しんでるんですね、いろいろ寄せられたのでそれを着々と試している。
バンテリンの強いやつ買いました。ちょっと座り続けてしまってこ腰曲がり始めたときにこれ使うとまっすぐに立てるようになる。
バンテリンの腰サポーターが、安くて使いやすいです。マツキヨでも基本あるのですが、amazonやヨドにもあります。
— 瀬宮新@寿司相談役-|- (@shin_semiya) 2019年1月31日
ヨドバシのエクストリームの範囲内なら当日中に届きます。
気持ちいい。入浴剤のせいか単に風呂に浸かっている効果かわからんが、楽になります。
お風呂になってしまいますがきき湯の腰痛用が一番効果ありましたね
— 城下 高名 (@hamuhituki) 2019年1月31日
ハンズ行って、これのもう一つ下のグレード?のやつ使ってみている。良さそうな感じある。筋肉が足らないのか、ちょっと疲れるのでまだ変な姿勢になってしまうこともまだある。
これよかったです! 1年くらい愛用してる。ハンズで試してみて決めるとよいです。https://t.co/AwsWDhp8w9
— kondoyuko (@kondoyuko) 2019年1月31日
https://twitter.com/kondoyuko/status/1090884521480794112
これは買っていないんだけど(そして去年マットレスをコアラマットレスにしたところなのでしばらく買う予定はないのだが)周りの買った人間がみな「よい、腰痛なおる」とかいうので気になっている。お高いが。
自分は医者に通っていない程度で腰痛に悩んでましたが煎餅布団からこのマットレスに変えた所いつの間にか腰痛を感じなくなってました
— 冷湿布 (@gwRSP) 2019年1月31日
結構なお値段しますけどね…https://t.co/hWoJ2hZtBv
とりあえず動ける感じにはなっているがまだ痛い。そして本格的に痛くなるとまったく仕事も家事もできないということがわかったので、もう二度とならないように再発防止に勤めたい。
タイトルの通りです。STLファイルを1つしか読み込めないスライサーを使っており、複数の部品を一度に出力するときはライナーを作ることでまとめて出力していました。
でもこれ、特に自分でモデルを作っていない時、例えばThingveresでダウンロードしたモデルを一気に出したい場合などは結構めんどくさい。
で、複数STLをまとめるのなんて簡単にできるじゃろ?と思ったら意外にインターネットで情報が見つからなかった&自分で見つけるのも時間がかかったので、やり方を書き残しておきます。
メッシュデータの加工ができるフリーソフト。3Dスキャンしたデータの修正などに使ったりします。
http://www.meshmixer.com/japanese.html
家にこもりがちで、そうするとだんだんと世界が狭くなっていき感受性が固くなってしまうので、意識して水曜日は出かける日にしている。
今住んでいる築地は銀座と近く、そして銀座にはギャラリーがたくさんある。調べてみると本当に歩けばあたるほどある。こちらのマップによれば34箇所あるらしい。
となればギャラリー巡りをせねばなるまい。という訳で調べてみると、素敵そうな展覧会が行われていた。
エルメスかーと思いつつ自転車でピューって行ってみて、入ろうと思ったらギャラリーの入口がない。で、聞いてみるとエルメスのお店に入ってその奥のエレベーターで上の階に行くのだとか。ぴっちり高級そうな黒服をキメたドアマンに開けてもらい、ちょっと緊張しながら店内に入った。いや、正直いうと結構緊張した。周りには全身毛皮の男性とかまぁあんまりうちには来ない人間たちがいたからね。
緊張しながらもギャラリーに行けば心地よい空間が広がる。タイルのようなガラスから入る光が綺麗だ。
どの作家の作品も良かったのだが、もっとも私が楽しかったのはこの靴の作品たち。作家が革の職人の技術を学んだ上で作った、たくさんの靴。
この靴たち、子どもが作って遊んだような感じで、色も形も楽しい。下の作品なんか模様がペンか何かで書いてある。
自分でも鞄やら服やら作っていて、靴も作りたいと思っている。わりと現在のスタンダードな靴に縛られて発想してしまう。でも、自分で作るならもっと自由でいい。好きなものを詰め込んだパフェみたいな靴を作ったっていいし、実用性を排したキンキラキンの靴でもいい。その日だけの靴でもいい、すぐに壊れたって自分で作り直せばいいのだ。
自分でつくるならもっと自由でいいよね。
1kg展というのに行ってきました。
という作品展示です。
TLの人たちが軒並み行っていて、良さそうだったので行ってみたのだけれど、正直なところそこまでおもしろくはなかった。
どれもクオリティが高くてすごいんだけど、「このアイデアすごい!」とか「このコンセプトの掘り下げは深い」とか「この技術の使い方ヤバイ」とか「真似したい!」という作品はあんまりなかったかな。ただ、やはり現役のデザイナーたちだけあって、どの作品もクオリティは高い。美大の学部生の展示のクオリティ爆上がりみたいのもあって興味深かった。
制約がきつかったのかな、特に車とかかわらせようとしすぎたというか…なんか会社・社会を感じました。あと、たぶん作る過程は面白かったんじゃないかな?と思われるものの、解説がたりなさすぎておもしろがれない作品もあったので、展示を工夫するともっと良いと思いました。
まぁでも好きなのもあったので、いくつかメモしておきます。
まずこのたんぽぽの綿毛の照明。これは大きいし、タンポポの綿毛好きにはヒットな作品だった。触ることもできる。綿毛部分はおそらく普通のスライサーを使うだけではできないと思うので、自分でGコード書いたんですかね。こういう使い方もしてみたいものです。
プロダクトとしての美しさとアイデアが良かったのがこれ。熱したシートを1kgのおもりで自然に曲げて作った作品。家にそのまま置きたくなるような曲面と色が好き。そして「重さの形」を見て触ってわかるという発想が素敵だなと思いました。
少し似ているけども、こちらは現実世界ではなく、シミュレーションをもとに作られている。これが表しているのは1kgの布が風に吹かれた場合の流体シミュレーション(だったと思う、少し違うかも)。風の抵抗のシミュレーションというのが、車のデザイナーっぽい発想でよい。カラーのプリントもきれい。
全然変わって、車を魚の干物のように「開き」にしてしまおうという作品。様々な車が開きにされておりました・・・。ちょっとポップな造形がかわいい。普段見ている車が全然別の視点から見れる驚き、そして車がちょっと生き物みたいに感じてきて、車のデザイナーさんはこんなふうに車を見ているのかな?と楽しくなる。
これは動かせなかったのでよくわからなかったのだけど、技術的に面白そうだな、と思った作品。ガラスの内部に車型の空洞があり、そこに液体が満たされているよう。砂時計のようにひっくり返すことで時計として使えるらしい。3Dプリントで型を作ってガラスを流し込んだのか、ガラス自体が3Dプリントされたものなのか?デザイン過程や製造過程、使われている技術の詳細なども展示して欲しいなーと思った作品でした。
これもデザイン過程がほしい!人間工学的にいい感じにデザインしたよーってことで、みためも可愛いのだけど、どこがどう人間工学的にいいのかよくわからなかったorz
で、今回一番「1kg展」というコンセプトにあっていて、よく考えられているし作り込まれているなーと思ったのはこれ。ただ、もしかするとこれは今回の作品ではないのかな?キャプションが見つからなかった。
「1kgで世界を変える」というテーマのもとに、「読み書きができるようになる」ことにフォーカス。現地の材料を使って現地の人達がクレヨンを作れるようになるためのクレヨン制作キットを作っていました。
キットと、それによって作られたクレヨン。
というわけで1kg展でした。振り返っていたら、けっこう良い展だったのでは?と思えてきましたね。今週金曜(1/25)まで。小さい展覧会かつ丸の内でサクッと見られるので、何かのついでにいけるひとは寄ってみたらいいんじゃないでしょうか。
新年早々、ツイッターで「中年男性が新しいこと始めると何者にもなれなかった人間が何者かになる可能性を引き伸ばすための行為でクソ」みたいなツイートを見てしまい憂鬱。*1。
まぁむしろ何者でもなく何者かになろうとするのをやめていと暇つぶしが必要なので、今年もやったことないことを色々やっていきたいと思っているし、もしそれについて殴ってくる人間がいたら殴り返すぞという強い気持ちをもって今年はやっていく。
最近引きこもりがちというか閉じがちで、老化かよ!と思っているので、今年は開いていく、動いていくというのをざっくり方針にします。少し極端なこともしたい。あとは金がなくなってきたのでもうちょっと働いたりしなければ。
で、毎年恒例やりたいことリスト。100個に飽きたので111個にしてみました。嘘です。削らないでもいいかなーと思ったので。同じようなのある人いたら一緒にやったりしましょう。
今週のお題「2019年の抱負」
*1:歳とったって何者かになれるとおもったっていいじゃろし、実際なった人もおるじゃろ。
クリスマス会をやった。
で、今年初めてやったこととして、空き部屋を音楽部屋にしてギター弾いてもらったり、DJしてもらうというのをやってですね。
まぁシェアハウスといっても普通にファミリー用くらいの間取りで、音楽室にしたのも、和室、しかも今時床の間とかある和室なんだけれども、その床の間にDJに立ってもらって。
せっかくならパーティー感出したいなと思って、前日に光る焼酎とか光るウォッカを作った。
光るキンミヤは色が変わるようにしてみた、光るだけですが pic.twitter.com/qGwYmhI7Fv
— むらさきMFTaipei c23 (@interestor) 2018年12月22日
※一応ログはこちら
あと、部屋がビカビカ光った方がいいかなーと思ったんだけどそういう照明とかミラーボールがうちにはなかったので、プロジェクタでなんとかしようと思って、設置したり、ビカビカする感じの物をProccesingで作ったりした。
※ログです。ログ教信者なので。
なんか、作ろうと思ったものよりかは低レベルのものしかできないんだけど、でも、思い立ってちょちょっとこういう感じのものが作れるようになったのは良かったなー、いつの間にそんなことできるようになったんだろうなーって誇らしい気持ちになるし、なによりそういうことができると生活の楽しさとか楽しみ方が変わるよなーって思った。そもそも友達がDJしてくれるってだけでもさ。たぶん数年前には(原理的にはできたが自分が)できなかったので、より楽しい生活になっている感じで、いい。
人を呼んでご飯を出して酒を飲んでというのだけで楽しめなくなってきたので、もっと人間をごちゃごちゃにかき混ぜてみたり、おもしろコンテンツを吐き出させたりというのを次回はやっていきたいですね。
アドベントカレンダーが埋まらないので穴埋めで書いてみました。が、やってみたところ意外にfarmtoryへの私の考えを伝えるのによいものになった気がします。これは現時点の考えなのでいくらでも変わると思いますが、現時点ではこんな風に考えています。
一問一答方式(自作自演)です。
土地コストの安い田舎で行うのは確かに魅力的です。田舎でもやってみたい気持ちはあります。ただ、今田舎でやらない理由は2つあります。
一つは、「田舎でしかできない」のでは意味がないとまでは言いませんが、弱いと思うからです。その生活を送ることに一番の優先度をおいていなければできないものではなく、原理的には誰にでもできるものであることに意味があると思っています。例えば歌手になりたい人は田舎に住むよりは都会に住むほうが圧倒的に有利でしょう。そういう人でも(むしろそういう人こそ)farmtory的生活をおくることができるのが理想です。人口減少に伴い、都市と田舎の利便性や福祉、人間関係や機会の格差はより多くなるでしょう。都市の重要性がますます増す少し未来の生活モデルとして、その舞台に都市という場所を選択しています。
もう一つは、farmtory-labには単なる実験所という側面だけでなく、モデルハウス的側面やメディア的な側面が必要だと思っているからです。farmtoryは、イメージはあるものの、まだまだ作り始めたばかり。作り上げるためには多くの知識や人やもの、人々の協力が必要でしょう。実現をするために、そしてそれを加速するために多くの人と関わりが必要で、それには都市が有利だと考えているからです。
続きを読むこれはfarmtory AdventCalender 5日目の記事です。
身に付けるものを作る、なかには、『素材を作る』というというパートがある。試みとして、藻を使ったフェルトを作ってみた。
ニードルを使って、繊維を絡め合わせた。感触は普通のフェルトより硬め。湿っぽい環境ではフェルトのようだが、乾きすぎると、フェルトと紙の間ような質感になる。鼻をつけて嗅ぐと、かすかに藻の香りがする。服にはむかなさそうだが、バッグなどにはおもしろい素材かもしれない。
-----
衣服や身に付けるためのものの、新たな素材を作るという取り組みはいつもおもしろい。特に個人的には生物を使ったFAB的な素材作りに注目している。古来からの動物の皮を使う方法に変えて、菌やフルーツ、魚を使ったレザーなどが作られている。下の写真のジャケットは紅茶キノコ(Kombcha)を使って作られたレザーだし、その下は見ての通り魚の皮だ。
farmtoryでは生活に必要なものを栽培しようとしている。それは素材もだ。さらに、食料などを栽培するときに出る副次的なものから作れればなお良い。新たな素材や新たな作り方についても考えたり作ったりしていきたい。その一つとして、今回は藻の活用、フェルトを作ってみた。
他の栽培廃棄物を使った素材や、上で挙げたようなバイオ的な素材についてもおいおいトライしてみたい。
続きを読むfarmtoryでは食料をある程度自給できるようになるというのが一つの目標です。でも、それって現状のスペースでそもそも可能なの?っていうか電気とか水とか使いまくれるなら、どれくらいの面積(体積)で人間って暮らせるの?というのを計算すべく、いろいろと調べてみました。きちんと書こうとしたら行き詰ったので、謎世界での謎会話形式です。
これはfarmtory Advent Clenderの二日目の記事です。
▼
…昼飯は確保されるわけだ。でも、あんな昼飯だけではすぐに骨と皮になってしまう。他に人間が食べられそうなものはなかった。このスペースでできる限りの食べ物を生み出さなければ、そのうち飢え死にしてしまうだろう。
「ねぇジャービス、ここの広さは?」情報補助用人工アシスタントに尋ねる。『縦約4.5m、横約3.8m、面積は約17平方メートルです。』思ったよりも狭い。必要によっては、もうひとつユニットを開拓しないといけないかもしれない。
続きを読む
台湾で行わるメイカーフェア、11/2-4のMakerFaireTaipei2018に出展した。海外のメーカーフェアは行くのも初。ついでに台湾も初。
もともと前回の台湾のメーカーフェアに行った人から「おもしろかった」と聞いていたので、見には行くつもりだった。さらに今やっている活動farmtoryでメイカーフェア出したいという声があり、じゃぁ台北で出展するかということになった。
出展申し込みのビデオ作ったり、出展物を作っているうちにあっという間に台湾へ行く日に。本当は移動した日に下見をしようと思っていたのだけど、空港からの移動に意外に時間を食ってしまって、会場に行ったのは11/2に。あいにくの雨。
場所は台北の華山1914というスペース。古い工場などの建物をリノベーションして、雑貨屋さんやカフェが並ぶおしゃれなかんじ。外の広場では別の音楽祭がやっているし、ここでメイカーフェアできるのは羨ましいなーと感じた。
展示はいくつかの建物と外に分かれており、我々はこの建物の中。蔦に覆われていてかっこいい。
で、中に入るとどどんと恐竜が。この日は午前中準備で、午後プレス&学生デーのため、けっこうがらがら。ゆるゆると設営できてよかった。
我々のブースはこんな感じ。farmtory-labのメンバーが作った、生活に関わるものを色々と展示。日本やその他海外からの出展者がまとめられているエリアで、日本人も多く心強い。
続きを読む
ブログ名、というかサブタイトル部分を変更した。いやまぁ世界のほぼすべての人にとってはどうでもいいことだし、このブログを読んでいくれている貴重な人間だって、言われなければたぶん気が付かないくらいのことだ。まぁでもちょっと思うところがあって、前の『セリグマンの犬の脱出』から『ヤクの毛刈り祭り』に。ネコ目イヌ科犬属から鯨偶蹄目ウシ科ウシ属へ(犬ってネコ目なんだって、知ってた?)。
で、ヤクってなんだっけ?という人もいると思うので一応書いておくと、角がでかくて毛が長い牛です。で、このヤクの毛刈り祭りというのがネパールで行われていたそうだ。以下抜粋(太字は筆者)。
彼らにとってヤクは欠かせない家畜だ。乳はギーやヤクバターとして食用や灯火に使われ、険しい山中の荷運びの力になり、そしてその毛は絨毯や衣類、クッションの詰め物の原料として取引され、貴重な現金収入となる。ヤクとともに彼らの生活はあった。
その名残を留めるのがヤクの毛刈り祭り(Yak shaving festival)だ。10月の満月の前後に行われる祭りは、現在では屋台で振舞われる食べ物とバンド演奏やダンスが行われる小さな舞台がメインで、初めていった人間にはヤクに関連するお祭りだとは気が付かないかもしれない。しかしよくよく見れば、振舞われる料理の中にはヤクの乳で作ったお菓子が添えられ、舞台で一番盛り上がるのはバリカンでヤクの毛を刈る速さを競う毛刈り競争の表彰式だ。もともとは生活を支えてくれるヤクに感謝を捧げる収穫祭なのである。
今でこそ誰でも参加できる楽しく明るい祭りだが、70年ほど前までは過酷な宗教的行事だった。青年期を迎えた少年らは一睡もせずに4日4晩ヤクの毛を刈り続ける。ヤクの毛刈りは慣れた大人が複数人で行っても骨が折れる作業だ。それを筋力もまだ十分にない少年が、意識が朦朧となりながら行う。そして最後の夜には、4日間で刈った山のような毛を全て燃やし神へ捧げるという。現在ではその過酷さと、ヤクの毛の有効利用のためにこの行事はなくなり、代わりに毛刈り競争が行われている(刈られた毛は慈善団体を通して販売され、その対価は村の学校施設の運用などに充てられている)。
村で唯一当時の毛刈り祭りに参加したというウッタムさん(推定84歳)に話を聞いた…中略…最後にウッタムさんに、ヤクの毛刈り祭りとは何ですか、という質問をすると彼はこう答えた。「(祭りの)毛刈りは、祈りなのです。我々はただ毛を刈ります。その時だけは、ヤクを涼しくするためでもなく、毛を売るためでもなく、ただ毛を刈るのです。」
.
.
まぁこの話は全部嘘っぱちなんですけど。2013年、会社員でちょっと鬱屈していたころに前のタイトルにした。学習性無力感からの脱出。
今はうまくいってるとはいえないまでも、少なくとも檻の扉から上半身を出してふんふん周りを嗅ぎ回るくらいはできているし、たぶん時々は自分で散歩にでている。
再学習し犬は脱出した。ヤクに変身だ。
わりと最近、ヤックシェービングという概念を知った。ヤクの毛刈り。なにかの問題を解決しようとしたら他の問題が出てきてそれを解決するためには他の問題を解決しないといけないみたいな状態を指す。もともとはソフトウェア界隈の言葉らしい。
本質的な問題に辿り着かないというマイナスのニュアンスで語られることが多いようだが、なんだか気に入ってしまった。問題を解決するための問題を解決するための問題を解決するための問題を解き続け、それ自体をおもしろがっていたい。
ただ毛を刈り続けよう。
溶接で台を作った。溶接初挑戦だったが、意外に手軽だった。いや、なかなかきれいには溶接できなくて難しいんだけど、機械とか思ったより安いし、普通の電動工具ぐらいの感覚で使えるもんなんだなと。金属加工というとハードルが高いイメージがあったが、そのイメージが変わったことも今回の大きな収穫だった。(もちろん一番の収穫はこの台!見違えるほどレーザー周りがかなりスッキリしたし、かっこいいでしょう??頑張ったので自画自賛)
たぶん7000円くらい。
L字の鉄鋼材を使った。2つの四角いフレームを溶接で作り、足はボルト留めにしている。全部溶接でくっつけちゃうほうが丈夫ではあるんだけど、引っ越しとかの時に大変なので。鉄鋼材も思ったよりだいぶ安い。3cm角1820mmでホームセンターで800円位。
フレームにOSB合板2枚をはめている(この方向の力には弱いということなので他の材のが良かったかも)。ボルトに干渉する4済は切り落とし。
町工場をやっている知り合いが場所を貸してくれて、そこで1.5日ほど作業をした。溶接はいろいろ種類があるのだが、今回やったのは半自動溶接というやつ。溶接というと一方に棒、一方にガスを出すやつをもつイメージだが、これは溶接棒に当たるワイヤーがスイッチ押すとニョロニョロでるので、溶接棒がいらない。つまり片手でできる。そして、ワイヤーの種類をヤニ入りにすれば、ガスもいらない。初心者でもわりかしやりやすい。
今回使ったのは上のSUPER MIG 160Sという機種。これは200Vだしガス溶接もできる。4万くらい。 同じメーカーの100Vでノンガスの半自動溶接だけなら1万8千円とかで売っている。1回帰省しなければ買える・・・。 もっと有名なメーカーはいろいろあるのだけど、OEMで中身は一緒なのに有名メーカー名が入ってると値段が1.5倍くらいになるとかざらにあるらしく、このへんがお得とのこと(知人談)。
へたくそな溶接ですがこんな感じです。めっちゃ火花散る。 格好としては革手袋・防火エプロン・燃えにくい服(2日目長袖を忘れて写真では半袖ですが火花で熱いダメなやつ)、そして溶接メガネ!!!はじめは貸してもらったほんとに溶接面というかんじの、片手でもって顔ガードするやつを使っていたんだけど、これが初心者殺し。溶接してる場所は光が強すぎるので超強力サングラスみたいになってるんだけど、暗すぎて前が全く見えない。溶接してるときは光とその周りがちょっとぼやっと見えるくらい。溶接し始めは何も見えないので、あらぬところを溶接してしまうし、片手が塞がるので溶接がブレやすい。
で、溶接したときだけ自動で暗くなってくれる調光式のゴーグルを買った。これでめっちゃ楽になったので初心者は調光式のやつ買っといたほうが圧倒的に良いと思う。ちなみに私はAmazonで安くて評価が高かったこれを買った。届いた時はちゃちすぎて「大丈夫かな?」となったけど実際にはめっちゃ活躍してくれた。フリップ式も意外に便利。ただ、口周りは開くので別にガードを着けないとめっちゃ焼ける。
で、へたなのでやったあとグラインダーで削って凸凹した部分を削ったり、すが入っていたらもっかい同じところをやり直したり。
多少ゆがみはでたけど、レーザーカッターおいたら全然大丈夫足し、やはり木材で作るよりもかなりしっかりした感じになった。
ドレスというかワンピースを作った。
自分の生活に使うものを自分で作りたいと思っていて、その生活の一歩として。
服を選ぶのが苦手で、なかなか服を買いに行けない。服に限った話ではないんだけど、お店に行くとたくさんのものがあって、でもお金が無限にあるわけじゃないからどれかを選ばないといけなくて、どう選んだらいいかもよくわからない中でなんとなく正解を逃しているような感じがしてきつい。
でも好きじゃない服を着ていると知らない間に自尊心とかが摩耗していくような感覚があるし、私は私の身につけているものを含めて私なので、そこを放り出しておくのはちょっとかっこ悪いかなと思って、服とちょっとはちゃんと向き合おうとし始めた。
でも選ぶのが苦手なのは変わらないし、ものを作るのが生活になっている私にとって、ちゃんと向き合うというのは『作る』ことだろうと思って、服を作り始めた。
今回のワンピースはこの本の型紙を使って普通にミシンで縫って作った。
服を作るのは2回め。しばらく前に下のやつを作った。縫い物の基本がわかっていないので適当だが、まぁ普通に着れているので良しとしている。
服を作るのはなかなか楽しいがなかなか面倒だ。布を裁つまでが非常にめんどくさい。型紙を写してそれを布に写してという重複作業があるし、縫うのは楽しいが、時間はかかる。そしてできたのが自分に似合わないこともある。服作りを『特別なときの趣味』ではなく『生活の一部』としてやっていくなら、この辺をどうにかしたほうが良さそうだ。そして私はFABという手段がある。
たとえば型紙はCADのようなかたちであれば自分にあったサイズにできるし、わざわざ紙に写さないでも布に直接印刷できるプリンターもある。*1それどころかレーザーカッターで切れば手でのカットもしなくてもすむ。縫うところだって、今の布用ボンドは強いし、はめ込みで服を作るような手法もある。さらにもうちょっと先進的な感じだと、レーザーカットしたモジュールを組み合わせてかたちをつくるような技法もある。
なんかこういうのを使っていけば、晩ごはんを作るくらいの感覚で服が作れるんじゃないかなー。1hour clothes 。そうすると服の体験とか機能とかも変わってくるんじゃないかな。
あとは素材から作る、とか勝手に回復する服とかも興味がある。屋上で育てた植物からとか、きのこから作る革っぽい素材とか、ファブ端材とかのゴミからとか作る服。下の写真はコンブチャ(紅茶キノコ)から作られた服らしい。
回復する服は、生きている素材で作る服で、菌とか植物とか蜘蛛とか蚕とかを使うイメージ。 専用のクローゼット(培養槽)に入れとくと穴とかかってに補修されるし、ちょっとずつ変わっていく。このへんは妄想なのだけど、やってみたいテーマだ。
まぁまずは、自分の生活に必要な服のセット、10着くらいを作りたい。