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ヤクの毛刈り祭り --yak shaving festival--

FabAcademy 受講記録 week4 electronic production

今週は不得意分野&生体的にもよくないタイミングで、ちょっとつらい気持ちになったりした。 とりあえず大丈夫になったしやらねばならないことは一応できているので良しとしよう。

で、今週はこういうものを作った。Fab isp といって、基板にPCから書き込みを行うためにシリアル通信をする時の書き込み機だ。今後センサーを動かす基板やモーターを動かす基板を作った時に、それにプログラムを書き込むのに必要になってくる。

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もちろんこういうのは売られているんだけど、それを自分で1から作る。 ミリングマシンで回路を削り出し、半田付けをする。

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電子回路については知識がない&授業の説明を聞けていなかったのか、必要な情報(チュートリアルがあったりする)を把握できておらず、まず何をしたらいいのかさっぱりわからなくて困った。そこはチューターさんが教えてくれたのだが、部品のよみかたからわからんしうわーってなった。

もう一人の人は1回目でうまくいったのだが、私は何回かやり直してもなかなか成功せずクソーとなった。まぁ、最終的には成功した(はず)。

今は一通り作ったことでなんとなくわかってきたかなぁというかんじだが、でもどう動いているのか命令がどういう意味なのかとかわかってないのでもうちょい勉強しないとなぁという感じ。。学ぶために授業受けてるんだしやらねば〜。

今はわりと授業を聞いてやってみたり調べてドキュメント書いてなんとか一方通行の発表をする、という感じで、ローカル以外のコミュニティにあまり参加できていないのが残念。英語ができなくてつい入れないのだが、テキストコミュニケーションできる場も一応あるし、別に通じない英語でもなんとかコミュニケーションは取れるはずで、結局のところ受け身なのがいかんなぁという感じ。しかし英語できないことで授業受けるのとか若干嫌になってきているので、どうにかせんとなー。何しゃべってるかよくわからないと疎外感見たいのがあってなんか懐かしい感情でうねーみたいな気持ちになる。っていうか英語できないのもあるしそもそも人の話を長いこと聞くみたいのがあんまり得意じゃなくて飽きる、というのも大きい気がしてきた。

今回のドキュメントはこちら

もう一人の受けている人がラボのブログでFabAcademyについて説明してるのがこちら。

fablabkitakagaya.org

FabAcademy 受講記録 week3 computer contralled cutting

引き続き受講している。

 

今回のテーマは

で、レーザーカッターとビニールカッター(カッティングプロッタ)を使ったものづくりが宿題だった。

 

私はこんなものなどを作った。他にもいろいろ作ったのでみてね。

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あと宿題外なのだけど、レーザーで砂糖をくっつけるのと、チョコレートに彫刻するというの、あと切れ込みを入れて板を曲げるやつをやった。なにしろ自由にレーザーカッターが使えるので、楽しくなってしまってやりたいことがどんどんでてくる。せっかくなので宿題をこなすという以上にいろいろやりたいと思う。

 

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ファブアカデミー、最低限のラインをこなすのはそこまで難しくはない(今のところ)という気持ちになっている。一応目安として毎週16時間ぐらい宿題やるのにいるよ、と書いてあるが、ぎりぎりラインなら(もちろん課題によるが)10時間くらいでなんとかなるかな、と思う。ただし、やろうと思えばどこまでもできるし、ちょっとおもしろいもの、人が作っていないもの、クオリティを上げたもの、を作ろうと思うと1週間ほぼまるごと使ってもたりなくなる。一緒に受けている人がよくできる人で、なんとなく「負けんぞー」という気持ちがあり、しかしまぁ私ができることといえば時間を使うことくらいなので、けっこうな時間を費やしている。

 

前回書いた時からあったことが2つ。アジアグループでのレビューと、ファブラボ北加賀屋のイベントファブナイトだ。

 

まずアジアグループでのレビューについて。グローバルだと生徒が数百人いるのであたることが少ない。なので、もっと少ない人数でのレビューとして地域レビューというのが設定されている。これは本来でても出なくてもいいんだけど、まぁできるだけ出てねって感じ。もちろん英語で発表。相変わらず英語ができないので意思の疎通はあんまりできてないけど、発表した事自体が自信になって、グローバルであたることに対する不安をだいぶ和らげてくれた。1回目よりは今日の発表はマシだったと思うし(まぁひどいものだが)だんだん改善していきたい。

 

それともう一つが北加賀屋のイベント。これについては書こうと思ったんだけどもう授業始まっちゃうので今度書くか永遠に書かない。

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アートの人たちが農園でバイオやってるっていうのにいってきた

ちょっと前なのだけど、

バイオ・リサーチで土壌微生物を解き明かそう!展示&トーク

というのに行ってきた。

 

DIYバイオの話など何もしたことなかったのに、「こういうイベントがあるけど役立つと思うし好きでしょ」みたいな感じでFablab北加賀屋のチューターさんが連れてきてくれた。おもしろいものだ。


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Fablab北加賀屋のすぐ近くにみんな農園というのがあって、そこでのイベント。

minnanouen.jp

なんかすごい雰囲気のある(オブラート)文化住宅(古い現代版長屋みたいなの)を抜けるとぽっかり空き地があって、そこを市民農園にしているらしい。でっかいパラボラアンテナの上も畑スペースになっていてなんだろう、幼稚園っぽいワクワク感がある。それにピザ釜とかキッチンとかあって楽しそうな様子。

 


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トークと展示は、YCAM(山口芸術情報センター)のバイオアートチームが、農園の微生物を遺伝子調査してどんな微生物が多くてどんな組成になっているか調べたよ、という内容。それとそのバイオアートチームが何やってるかという話。YCAMバイオラボを作ったそうです。

 

やってきた展示というかプロジェクトの話とか面白かったです。それにしてもいろんなところで従来とは違う形のバイオラボがにょきにょき生えてき始めてるな、と。しかもこの人たちはアート畑の人で、バイオの人ではないらしく、そんな人たちが立ち上げてやってるのすごい。そういう人たちだからこそできたというのは結構あるんだろうなーという気はした(場所とかお金のもらい方とか)。まだなんかアートまたは教育としてしかいろんなものをひぱってこれない感ある、DIYバイオ。


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 あいかわらず興味はあるしリーチはしておきたいけどどうしたらいいのかな、今のところ私が興味がある遺伝子デザインまではなかなかできなさそうなので、というかんじだ。FabAcademyにバイオの講座もあるのでそれも受けてみたさはあるなー。

 

それでは日記でした。

FabAcademy 受講記録 week2 computer aided design

前回も書いた通り、FabAcademyを受講している。第2回目の授業だった。

今回から、授業前半の90分が前回授業の宿題の発表になる。ランダムに生徒は当てられるので、結構緊張する。英語で発表だし、単に喋るだけじゃなくて質問されたりして答えないといけないし。当たるかもしれない初めての授業、それに自分の宿題にローカルのチューターさんたちから結構手直しが入ったりして、直前まで「うわーこわいー、つらいー」って感じになっていた。しかも今回はラボで授業を受けることになったので、車の運転もある。いろいろドキドキした。

授業前にカンペを作って、しゃべる練習をして、行った。 大阪環状自動車道は分岐はいっぱいだし車線は多いしその車線のラインが消えてて見えないしカカーブは急だし、とにかく怖かった。高速道路の途中でカーナビに使っていたスマホが助手席側に落ちてしまった時にはたどり着けるかかなり不安になったが、一応時間に間に合ってつくことができた。死ぬかもなぁみたいな感じと無事やりきってたどり着いたことで、よくわからない興奮の仕方をしていて、全然落ち着かなかった。一緒に授業を受ける人と初めて会ったんだけど、もしかしたらへんなことを言ったりしたかもしれない。

ローカルのチューターさんと、私ともう一人。緊張はしつつも、3人であるというだけで結構心強い。相変わらず先生はなに言っているかはわからないのだが、チューターさんが時々日本語で解説を入れてくれたりするので助かる。発表が始まる。どんどん人があたっていく。生徒の発表になると何言っているさらにわからない。ただ、英語がうまくない生徒も混じっていて、でも発表していて、先生も答えていて、なんとなく安心をした。

結局私は当たらなかった。でも、もう一人の一緒に受けて入る人が当たった。ちょうど当たった瞬間に通信トラブルでこっちが落ちてしまってワタワタした。何人か後になりつつその人は発表したのだけど、発表した後にはなんか(私は受けていないけども)困難を一緒に乗り越えたような気持ちで連帯感を感じた。やはり今日の授業一緒に受けてよかったな、と思った。

後半の90分は講義を聞く。テーマはcomputer aided designだ。2Dと3Dのソフトを使って何かしら作ってくるのが次回の宿題。そのために、教授が色々なソフトを紹介していく。色々な種類があり、どれが一番というのはない。様々なタイプがあるから用途によって使い分けなさい、そのためにできるだけ色々ツールを触りなさい、と言われる。紹介された中で、フリーのAntimonyというソフトが面白そうだった。grasshopperが好きなのだが、ライセンスが切れてしまって使えないのだが、おんなじようなことが、よりパワフルにできる(らしい)。というような話を聞いた。

2時に終わる。で、ちょっとまとめなんかを話して、高速が怖かったので下道で帰って、迷って、雨が雪になって、4時に家に着いた。疲れたけれども、少しすっきりした。

今はCADをいろいろ触ってみている。ある程度作ろうとすると3Dは結構時間がかかるし、ソフトによっても癖があるので思ったより触れていない。タイムマネジメント的なことをやっていかないとだなーと思うこの頃である。

今週のドキュメントはここです。

FabAcademy受講スタート

2017年1月25日、FabAcademyのmaking almost everythingという授業を受け始めた。

Fab Academyとは

MITのニール・ガーシェンフェルド教授による(ほぼ)あらゆるものをつくるためのオンライン講義です。毎年世界各国のファブラボから200名程度の学生が参加し、3Dモデリングから回路設計、プログラミング、機構設計など、モノを作るためのあらゆる技法を学びます。

FabAcademy Japan

Making allmost everything、ほぼなんでも作る、という講座名のとおり、デジタルものづくりの基礎からひととおり学ぶ講座。Arduinoを使わず、むしろarduinoを「作る」ところからフルスクラッチで作る。

講義+課題の形式で、むしろ課題をやるのがメイン。ローカルのファブラボでチューターがついてくれて、実際に機材を使いながら制作していく。

講義はビデオ会議かつ英語だが、アジア単位のレビューだったり、ローカルでのサポートがあり、英語がわからなくてもやれる環境はある。

受講を決めた経緯

そもそもこの受講記を読んで、そういう講座かあるのは知っていて、でもMITでしか受けられないと思っていたので、無理だなーと思っていた。自分で似たようなことをやろうとは思ってやってみたが、すぐにつまってしまった。そのまま半ば諦めていた。

interestor2012.hatenablog.com

interestor2012.hatenablog.com

ところがたまたま行った、農業×Iotというイベントの発表にFabLab浜松の人が来ていて、その発表の中でFabAcademyについて触れていた。発表の後いろいろ聞かせてもらったら、なんと日本で講座が受けられるというじゃないか。おりしも無職。 これは受けよう、と思った。

知ったのが11月26日で、申し込み締め切りは12月初め。考える時間はあまりない。これはもう受けよう、と決めた。

受講の場所問題

全国にFab系の場所はなん箇所もあるが、FabAcademyを受けられる場所は4箇所しかない(場合によってはリモートでも受けられる)。仙台か、鎌倉か、浜松か、大阪。一番近いのは鎌倉、しかし今の家からは2時間もかかるので通いづらい。ではもういっそ家を離れて私の実家近くのFablab浜松で受講しようと思った。それなら大阪に夫の祖母が使っていた家が空き家になっているので、そこに二人で住もうかということになり、北加賀屋で受講することにした。(その他北加賀屋はその時点で他に受講者がいたことや、当初は現在住まわせてもらっている家よりさらにラボに近い家に住めるかもということで条件が良かった。結局浜松にも他に受講者が増えたこと、家が若干遠い家になったことなど多少誤算はあった。)まぁそんなわけで半年ほど家をあけて、大阪で住むことにした。猿が出るそうなので楽しみである。まだ見ていない。

初めての授業の感想

英語がわからないので、授業は結構わからない。が、チューターなどのサポート体制がしっかりしているので、課題をこなしスキルを身につけること(自分がやれれば)可能だ、という気持ちでいる。助けを求めればなんとかしてくれる感がある。今週の課題はGitでのバージョン管理、Webサイト作り、最終の課題制作のアイデアの提示。 比較的知っている分野だし、なんとかはなりそう。

リモートでのミーティングとかしてると、これまでコミットしたいなぁと思いつつうまくコミットできないでいたファブラボコミュニティに接続できそうで嬉しい。わくわくするし、やるぞーという気持ちでいる。

宿題

最後にFinalProjectというのを作るんだけど、そのアイデアスケッチと、毎週の課題提出用のWEBサイトを作るのが宿題。

サイトはここにできる予定。 FinalProjectは今んとここんなのを考えている。 密閉容器の中で生態系を維持するためのデバイス。色々考え中。 f:id:interestor:20170127124758j:plain

首都圏外郭放水路はシンゴジラだった

これは2017年やりたいことリスト #12地下神殿に行く の記事です。

 

首都圏外郭放水路に行った。洪水を防ぐための放水施設なのだが、大きな柱が立ち並ぶ光景から東京地下神殿と呼ばれたりする。仮面ライダーなどの撮影場所としてもよく使われるため、特撮の聖地ともいわれる(らしい)。私の感想としては、仮面ライダーというよりシンゴジラっぽい空気を感じるところだった。

 

地下神殿として有名な調圧水槽。でかい柱が立ち並ぶ。

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まず名前が「首都圏」「外郭」「放水路(彩龍の川)」。 施設自体は埼玉にあるのだけど、「埼玉」じゃなくて「首都圏」。そして「外郭」とくるとめちゃめちゃ明朝体が似合う。そして別名は水を司る龍を冠した「彩龍の川」。施設自体も「龍Q館」と龍推し。暴れる龍(水)を鎮めて逆に守り神にしたと。呉爾羅では。

 

スケール感がよくわからなくなるので人入り

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そして何より巨大プロジェクト感。作るのに10年。関わった人間は何人いるんだろうか。関係者のインタビューでスーツの官僚みたいな人(国土交通省が管轄)もいれば技術者っぽい作業着の人も並んでいて、超災害に力を合わせて立ち向かぜ!感がもうシンゴジラ。会議風景とか完全にシンゴジラだったし明朝体字幕をつけたい気持ちでいっぱいになった。でかいものを作るでかいプロジェクトはロマンというかストーリーが詰まっている。必要な排水量をもつポンプが存在しなかったので、航空機のエンジンを流用して羽は切り出してポンプを作ったとかもアツい。

 

直径約30m深さ75mの穴。シンゴジラだと肩が出るくらいか。歴代ゴジラだとすっぽり格納できる深さ。

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存在を知らないような異様な姿の工事車両が活躍するのもシンゴジラっぽかった。シンゴジラではポンプ車がなにあの乗り物感をだしていたけど、それに負けない何あれ感のある、掘削車。模型と実物の歯が見れるけど、でかすぎて歯だとは全く思えない。写真を撮り忘れたのできになる人はググってください。

 

予約さえ取れれば見学は無料、埼玉ちょっと遠かったが。首都圏の人は行くといいよ。

www.ktr.mlit.go.jp

 

雑な会を開いていたらカラスミとA5飛騨牛が現れた

カラスミパスタ(熟成日本酒のために

ピントが合わなかった)


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カラスミ大根(旨さにより撮り忘れた)

カラスミ茶漬け(かきこむのに忙しくて撮り忘れた)

 

飛騨牛
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切る必要がないくらい柔らかい肉
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昨年は雑に人を呼んでご飯を食べたりVRを体験したりする会をわりかし頻繁に開催した。今年もやりたいなと思ってたらよく来てくれる人をが「台湾で買ったカラスミが食べきれないから」といって、突然カラスミを食べる会が開催されることになった。そして毎度雑に呼んでいる友人が「ふるさと納税で得た」といってでかい霜降り肉を持ってきてくれた。で、突然雑なのに食材は豪華な会が催された。みんなでご飯食べるの(そして珍しく旨いものがあるの)は楽しくてよい。

 

雑な会はいい。幸福度の研究によると、人間の主観的幸福度には人間関係が大きな影響を与える、特に日本人では欧米人に比べてより人間関係の影響度が大きい。で、私は幸福でありたいなーと思っているので好ましい人間関係を作っておきたいなーって思っているのだけど、わりとこういろいろ不義理をし閉じこもりぶちぶちと縁を引きちぎってきている。会社にもいっていないので今属しているコミュニティらしいコミュニティがないし、会を開いていくことで自分ごのみの人たちを集めてコミュニティっぽいものを作れるのはいい。

 

そしてやはり雑に当日に呼んでもきてくれる人というかよく来てくれる人は大切で、"ちゃんとした大人じゃない"(「A子さんの恋人」より)であることの他に、”ある程度距離的に近いところにいる”みたいな人が来てくれやすい。なので地縁ですね、近くに住んでいると助け合いやすい(けど一緒に住むのはしんどい)ので、歩きか自転車あたりの範囲で人を集めたり見つけたりしたい。昔の地縁みたいに近くの人と強制的に付き合う、というのではなくて、(東京だからできるところあるが)近くに住む人のうちから気が合いそうな人をピックアップするとか、気が合う人の近くに住むとか、そういう選択的地縁みたいなふうにやっていけると楽しそうだね。

 

#参考

http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/60/60-5-8.pdf

CiNii 論文 -  地域レベルのソーシャル・キャピタル指標と主観的幸福感の関連 : 地域福祉計画の評価指標開発に向けた基礎的検討

 

 

 

 

 

 

 

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感情とは、どう測定するか、誘導するか 認知と感情の心理学メモ

「認知と感情の心理学」1章の読書メモ斜体部分は私の感想。

感情とは

気分

  • 例: なんとなくゆううつだ
  • 強度は弱い・ある程度の時間続く・理由がわからないことが多い

情動

  • 例:車に泥水をかけられて怒る
  • 強度は強い・短時間・原因がわかりやすい・身体的変化を伴う

上の二つをまとめて感情と呼ぶ。より長期間にわたって安定した個人に特有な感情は感情特性と呼ばれる

サービスやプロダクトのUXデザインというか感情設計で対象になるのは主に情動になりそう

基本情動とは

  • 文化に関係なく世界中で人間に存在する情動
  • 喜び・怒り・嫌悪・悲しみ・驚き・恐怖(研究によって2~11のバリエーションあり)
  • 対応する表情も文化に関係なく共通
  • 文化圏の違う人間に6つの表情を取った写真を示してそれにあたる情動はどれかという質問をしてもほぼ正しく答えるという実験がある

*感情設計はこの6つの感情をベースにして評価するのが適当そう。粒度が低いのでポジティブ感情についてはさらに下に階層を作るのがよさそう。 *

感情の測定法

心理的測定法

自己報告。質問紙などが良く利用される。

行動的測定法

表情やまばたき、しぐさ、声などから測定。

精神生理学的測定法

血圧、心拍、体温、呼吸、発汗などから測定

脳神経に基づいた測定

脳神経の圧胴による測定

感情状態の操作の手法

一時的に感情状態を左右する実験的誘導法

言語的誘導法

言語を使う

  • ヴェルテン法;特定の感情を示した文(「いいぞ、私は気分もいいし、気持ちも高ぶってきている」など) を多数読ませる
  • 過去の感情体験(過去の失恋したときのことなど)を思い出させることで誘導する これらの感情の想起の際に催眠を使ってより想起した感情を長く保つという手法もある

非言語的誘導法

言語を使わない

  • 目的の感情に対応した曲調を持つ曲を聴かせる
  • 映画の一場面を見せる
  • においを使う
  • 感情と対応した表情を作らせる

どちらにせよ感情誘導していると気づかれることで行動や感情に影響がでるため、できるだけ気づかれないようにするのが良い。

写真(特に多くの人が経験してそうなシュチュエーションで過去経験の想起→感情の想起を促す)や音楽、映像を使うのは取り入れやすい。相手の行動(言葉を口に出してもらう、表情を作らせる)はハードルが高い。喋るサービス(英語の学習サービス)とか書くサービスで練習例文をポジティブにするなどには応用可能か

参考

進捗 2017年やりたいことリスト 

年始に書いた100個のやりたいことリストだが、1月12日時点でいくつか達成しているのでメモ。

3. 夫にプレゼントする(B)

前からコートが欲しいと言っていたのでコートを買ってプレゼントした。高くはない。二人で出かけて買ったのでプレゼント感は薄かったと思うが、気にいらない物を買うより良いだろう。

9. バスマットを変える(C)

珪藻土バスマットを買った。今のところとてもいい。2017年買ってよかったものを書くとしたら確実に入る。単に水を吸収して床が濡れないというだけじゃなく、足についた水分が持っていかれる感があって、足の裏がすぐサラサラになる。見た目もすっきりしたし、めくれたりぐちゃぐちゃになったりしないのもポイント高い。ちなみに初めてメルカリで買い物をした。

14. スキーをする(B)

志賀高原に行ってきた。スキーですね、私はスキーです。車の運転をした。

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56. 温泉に行く(B)

同じく志賀高原に行った際に入った。お湯が緑色だった。宿の食堂にハンティングトロフィーまぁ頭のはく製がいろいろ飾ってあって、ヘラジカがめちゃめちゃ大きかったのが印象に残っている。小象か。

59. 生でスポーツを観戦する(B)

スポーツというと怒られるかもしれないが、友人に誘っていただき相撲を見に行った。初めての相撲観戦、初めての升席。朝から行ったのだが、一回外に出てもいいし、席で飲み食いはできるしだらだら楽しめる感じでよかった。焼き鳥おいしいしつい昼からカップ酒を飲んでしまう。

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あとテレビでは見れない懸賞が見れるのよい。ベルばらとかすごい、あとマクラーレンの化粧まわしも。

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白鳳と宇良がわりと好きなのでどっちも勝ってくれてよかった。日馬富士が負けて座布団が舞ってたのは迫力があったなぁ。今度はさらに近い席で見たい。

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ちょっと進行したやつ

51. 小説を10冊以上読む(B) 1/10

滋賀で暇すぎて(部屋にwifiがない)旅行者がおいてったのであろう小説を読んだ。ボクら星屑のダンス。つまらなくもないしすごく面白いわけでもないのだが、久しぶりに一気に読むというのをやって、自分にもまだ小説を読む体力が残っていたか、よしよし、という気持ちになった。

52. 映画を10本以上見る(B) 4/10

スターウォーズ エピソード4~6と7を見たので4本かな。ローグワンはまだ見てない。一気に見ると進化してるな~という気持ちになる。CGとかカメラワークとかストーリーの説明の仕方とか明らかに変化しているなぁと。造形がかっこよかった。

やった報告なぁ、いらないかなぁでも忘れるからな、と思いながら書いた。年始は気合があるので気合があればできる的な(B)が進捗してる。今年前半は「ほぼなんでもつくれるようになる(S)」というのがでかいのでそれに注力するぞ。

2017年にやりたい100個のことリスト

2017年、あけましておめでとうございます。もともと2012年用のブログとしてつくったこのブログもなんだかんだたまに書いていて5年間か。くるしい気持ちになる。20代後半から新年はアンニュイ。

さて、今週のお題「2017年にやりたいこと」を100個書きました。全部やろうというものではなく、このうちいくつかできたらよいなといった意味合いのもの。悩みつつ100個に絞った。これ私もやろうと思ってるんだよねっていうのがあって一緒にやりたいって人がいたら一緒にやろう。

あと、1月から7月くらいまで大阪あたりにいる予定。関西あたりで遊んでやってもいいぞ、という方、おもしろい会があるという情報をお持ちの方、お声がけくださるとうれしいです。

id:momomarshmallowがランクを付けてて面白そうだったのでランクを付けてみました。

C:普通にできそう B:気合いれればできそう A:けっこうがんばりが必要そう S:運とか金とか時間とか技術が必要そう

  1. 海に潜る(B)
  2. フライボード?(水を吹き出すやつ)にのる(B)
  3. 夫にプレゼントする(B)
  4. 花を飾る(C)
  5. バイオスフィアに行く(A)
  6. 夫の両親・祖母のところに10回以上行く(B)
  7. キノコを育てる機器を作る(S)
  8. うまいホワイトビールもどきを作る(S)
  9. バスマットを変える(C)
  10. クラブマガの帯をとる(A)
  11. 夫と美術館に行く(B)
  12. 地下神殿に行く(B)
  13. 船を運転する(B)
  14. スキーをする(B)
  15. 英語で発表する(B)
  16. ROVで遊ぶ(A)
  17. 家賃払えるだけの収入を得る(A)
  18. 植物を50種類以上育てる(A)
  19. ウズラを繁殖させる(S)
  20. 漁を体験する(A)
  21. 猟を体験する(A)
  22. 46kg台になる(S)
  23. クレーター見に行く(A)
  24. 飛行機またはヘリコプターを運転してみる(A)
  25. 電子工作で何か作る(B)
  26. 魚を育てる(B)
  27. ほぼなんでもつくれるようになる(S)
  28. デジタル工作機器を買う(A)
  29. ロケット飛ばしてみる(ペットボトルでも飛べば可)(B)
  30. コマンドプロントちょっと使えるようになる(A)
  31. コンポストを作って電子化する(A)
  32. よい服を買う(C)
  33. 室内で植物を育てる(C)
  34. 習字をする(C)
  35. 大きいポリゴン動物を作る(B)
  36. 論文を書く(S)
  37. 地図系の作品を4つ以上作る(S)
  38. 大型の野生動物を見る(ゾウ、ライオン、キリン、カバ、クジラ以外)(A)
  39. 極圏へ行く(A)
  40. 会を6回以上する(B)
  41. ダイビングで沈没船を見る(B)
  42. 1万km以上移動する(B)
  43. 関西で友人を作る(B)
  44. 親の退職祝いする(B)
  45. 山で泊まる(B)
  46. 認知系の本を3冊以上読んでアウトプットする(B)
  47. たき火をする(B)
  48. 家庭内LTをする(C)
  49. 微生物系の本を5冊以上読んでアウトプットをする(B)
  50. きれいな格好をしてホテルかレストランに行く(結婚式以外)(B)
  51. 小説を10冊以上読む(B)
  52. 映画を10本以上見る(B)
  53. 海外に行く(トルコ・モロッコ・台湾・ハワイなど行きたい)(B)
  54. 英語の発音を改善する(A)
  55. 家事の機械化を進める(食洗器・掃除機)(B)
  56. 温泉に行く(B)
  57. 小説を書く(A)
  58. 本を作る(B)
  59. 生でスポーツを観戦する(B)
  60. 家の漫画棚の整理をする(B)
  61. 屋上プールする(B)
  62. スカイダイビングをする(B)
  63. 人を殴る(S)
  64. 海釣りをする(B)
  65. カラオケに行く(C)
  66. イルカ(またはクジラ)と泳ぐ(B)
  67. 簡単でいいのでロボットを作る(A)
  68. ブラインドタッチできるようになる(A)
  69. ナマケモンラボのHPを12回以上更新する(B)
  70. 設計のための簡単なスケッチをかけるようになる(S)
  71. ロケットの打ち上げを見る(S)
  72. 無感覚水槽に入る(B)
  73. 100人以上の場でスピーチする(S)
  74. ライブか劇に行く(B)
  75. 銃を撃つ(A)
  76. 家計レポートの自動化(A)
  77. 家具を作る(A)
  78. 店を作る(ネット有り)(B)
  79. Geoanimalsを1000pv/日以上にする(A)
  80. 光合成にまつわる何かをする(S)
  81. CNCを使ってみる(B)
  82. ジオデータビジュアル化のよくあるパターン5つくらいやってみる(S)
  83. 水槽復活する(B)
  84. 1万以上募金する(B)
  85. 砂漠で泊まる(A)
  86. 溶接やってみる(B)
  87. なにかしら応募して賞を取る(S)
  88. 生ガキ食べる(C)
  89. 植物の壁を作る(A)
  90. ウズラの住処を改善する(A)
  91. バストアップする(S)
  92. 実家の畑をどうにかする(S)
  93. 米を手に入れる(A)
  94. 植物クローンしてみる(S)
  95. リモートハウスを広める(A)
  96. ちきゅう乗る(A)
  97. 服を作ってみる(A)
  98. ジオデシックドームを作る(A)
  99. プロの家事を習う(B)
  100. 鳥取砂丘に行く(B)

いつもの2016年の振り返りは、大掃除したのに見つからないノートがでてきたらやるきもちはある。

大掃除のタスクをTrelloボードで作ったよ

大掃除の季節になった。普段ちゃんと掃除をしていないので、大掃除は一大エンターテイメント。リストを作って着々と進めたい。なにしろ大掃除はたくさん選択肢があってADHD傾向がある人には大変なのだ。その点リストがあると、立ち尽くさないで作業に入ることができる。 また、大掃除は普段掃除に参加しないメンバー(うちは夫)が参加するチーム作業ので、どこまで誰がやったかわかるようにしたい。で、いつも使っているTrelloでやろうとリストを作った。 チェックリストやコメントが書き込めるのと、なによりカードを移動させるという操作が気持ちよくてよい。

中身は「大掃除 リスト」とかの検索で出てきたものを適当につめこんだ。 Trelloはボードを公開するとコピーして使えるのが便利。 せっかく作ったので、Trello派の人はコピーして、自分の家の部屋割りと使える時間とどこまでやりたいかでカード消したり足したりして使ってください。

trello.com

右上のボードメニュー>もっと見る>ボードをコピー

ちなみにみぎっかわにある空いているリストはスケジューリング用に使う。 大掃除のスケジューリングは以下の二つがメジャーなようだった。

  • 何日にどこ、と場所ごとにわける
  • 必要な時間ごとにわける

かかる時間ごとにカードを移動したり、ボードに日付を入れることでスケジューリングしやすくなる。 もちろんTrelloのもともとの使い方のように締め切りを入れてもよい。

細かい手順とか気づいたことがあればめもったりしておくと来年さらに楽になるのではないか、と思っている。

参考

決定版!大掃除 チェックリストで手順とコツをおさえよう - セシール(cecile)

年末大掃除特集!場所リストと順番ガイドでサクっときれいのコツ - くらしのマーケット

リモートルームで専業主ふや産前産後の苦しさを減らす(そしてさらに)

qiita.com

この前littlebitsAdventCalender2016に記事を書いた。技術的にはslackからlittlebitsのサーボを遅延少なく動かす、というもの。目的は、ビデオチャットでつながっている家のカメラを動かすこと。このビデオチャットで家と家が繋がった状態のことを勝手にリモートルーム(前はハウスと呼んでたけど変えた)と呼んでいる。リモートルームはもっとうまくいく仕組みにしてもっと広がればいい取り組みだと思っている。

なので、なぜこんなことを始めたのか、どんな感じなのか、どういう可能性を感じているかについて少し書きたい。

なぜ始めたのか

私は今年の春に仕事をやめ無職になった。それでいきなり家にいる時間が増えた。会社にいるころは人がたくさんいて「仕事以前にあんな人がいっぱいいるところに行くのがいやだ」とか思っていたのに、いざずっと一人でいると、さみしい。厳密にはI miss you的な感情を揺さぶられるようなさみしさではないのだが、なにか些細な面白い出来事(例えば畳もうとした洗濯物のタオルが完璧にインターネットエクスプローラーの形になっていたとか)があった時にそれを共有できる人がいない残念な気持ち、一人だなーという自覚のようなものか。一人旅ではおなじみの感情だし、嫌いな感情ではないのだが、しかし一日の大半をそうやって過ごす日がずっと続くとだんだんと澱がたまるように倦んでいっていまう。話さなくてもいいのだが、話しかけられる位置に人がいることは、一人が好きな人間にとっても思ったより重要であるようだ。もしくは、単に刺激が足りないのかもしれない。部屋で過ごしていると、文字や視覚からの平面的な刺激が多い。他の人間は人間にとって最も刺激的なので、それがなくなることで刺激の総量が足りなくなってしまったのかもしれない。

そんなことを考えている時期、周りがどんどんと妊娠していたり出産したりしていった。その子らの話を聞いていると、妊娠中や子供が小さいうちというのはなんだかいろいろな種類の制限があって、家にいざるをえない時間というのが(人によっては)けっこうある、というのがわかってきた。そしてそこにあまり見えない種類の苦しさがあることもなんとなく伝わってきた。

そして数か月前、ある友人が妊娠し、だんだんとTwitterに苦しみの割合が多くなっていった。もともとガンガン仕事をしプライベートでも会を開いて人と交流していく、ついでに酒飲みの彼女は、しかし妊娠によって非常に行動を制限されているようだった。ただでさえ妊娠中はホルモンバランスが崩れ情緒が安定しなくなる上に、いっきに人との交流が少なくなったことが彼女を苦しめているんではないかと感じた。また、その苦しみのはけ口は唯一のリアルなコミュニケーション相手である夫に集中してしまいがちになる。直接苦しい思いを口に出すところまでいかなくとも「夫に話しかけたいことの量」は話し相手が外にいた時よりも増える。でも夫は今まで通り外で働いて人と話して、むしろ人と話すことに疲れている、そういうギャップから、夫への不満が拡大し、関係が悪くなりやすくなる。もしかするとそういうことも起こっているかもしれない、と思った。

他にも妊娠中や子供が小さい友人の「外に出たい、働きたい」「人と話したい」という声がSNSで目につき始めた。何かできないだろうか?そう思った時、夫の会社でやっていたリモートワークの様子がふと思い出された。会議用とは別に、会社に据え置きのWEBカメラがあり、そこは常にビデオチャットでつながっていて、人が来たときとか、話しかけたいことがあるときにはすぐに話しかけられる。ビデオ会議とはちょっと違う、よい体験だった。あれ、使えるんではないか?そう思った。それで、友人らに声をかけてやってみて、一か月くらいがたった。

どんな感じなのか

状態

  • 人数:4世帯がつながっている(1世帯は入院などで参加できていないので実質3世帯)。私(無職で専業主婦状態)と夫、妊娠中で自宅安静が必要な友人(とその夫)、クラフトビール屋の男性(子なし)、それと落ち着いたら参加してほしいなと思っているのがついこの間出産したばかりのの友人。いちおうそれぞれみんな知り合い。よく知っているわけではない、という感じ。
  • ツール:appear.in を利用。ハングアウトより複数人で繋いだときにみんなの画面が見やすいのと、アクセスや操作がしやすいと感じている。WEBカメラはうちはHD1080pというちょっとよいのを使っている。みんなはPCのを使っている。画質の悪さや遅延は一気にコミュニケーションの質が落ちるので気をつけたいところ。たまに聞き取りにくかったり遅延したりすることがある。
  • 利用の様子:平日の大体10時からよる19時位までを目安として、私の家は出かけていないときはできるだけつけている。そこにそれぞれ遊びに来るような感じ。妊娠中の友人はよく夕方につながって、羊毛フェルトを作ったり編み物をしていたりする。お互いなにか話しかけたくなったら話す感じで、結構もくもくと作業をしている。ビール屋の男性は話したいことがあるときに来ている気がする。あと家で作業しないといけないことがある時かな?あと夫が会社からつなぐときがある。会社の人で私を知っている人もいるので、ご飯タイムに少し話したりすることもある。誰もつながない日もぼちぼちある。かなりゆるい。
  • 運用的なこと:一応毎日つなぎ始めるときに「つけました」というのと外出などで早めに切るときはその旨をfacebookグループでお知らせしている。お知らせなしにつけていたこともあるのだが、どうも人が来なくなったのでやはり通知することにした。
  • ルール:ルールというほどでもないし明文化もしていないし必ずしも守っているわけではないが。気を付けていること。

    • 人が来た(つながった)時には挨拶をする

    • 1つなぎ一回くらいは話しかける

    • つなぐ人は基本マイクや映像は切っていてOK。ホスト側である我が家はできるだけつけておく。

感想

全体的にはよいと感じている。

  • やはり話しかけれるのはよい。あと、話さないでもつながっているだけで何かしらの心地よさがある。
  • ごはんをネット越しであろうと人と食べられるのがとても良かった。
  • 集中して作業しやすくなる。ある程度人の目を意識することと、他人が作業をする様子が見えることで、自分のやる気が出る。
  • 人の作業や家事が見られるのは面白い。羊毛フェルトとか作るとこ見たことなかったので新しいことと出会えていい。あと料理の様子とかも見るの楽しいし、情報交換的なこともできていい。
  • つなぐ以前より仲良くなった気がする。そもそもそんなに頻繁に連絡を取ったりする間柄ではなかっただが、以前より近くなった感じ(当たり前か)。
  • 友人からも「よい」と言ってもらえている。「生活音が聞こえるだけでなんかよい」という意見もあった。あまり彼らから感想を聞いていないのでもうちょっと聞いていきたいところ。

悪いところは、人がいるときにははばかられる行動や発言をしてしまって「やばっ」となることがあることか。まぁオンの時間帯は職場にいたり人が遊びに来ているときくらいに意識しておきたいところ。

どういう可能性を感じているか

まだまだうまくいっていない部分もあるが、このリモートルームには結構可能性があるのではないかと感じている。

まず、家に一人でいる人らのさみしさの緩和、それにより家庭や子育てがうまくいったり、前向きに何かに取り組めたりするエネルギーを得られること。 

そして妊娠~子育ての不安の解消や知識の共有。現代、当事者になるまで妊娠や子育ての知識や経験がない人が多いのではないかと思う。当事者になって初めて勉強したりするわけだが、そこにはやはり不安がつきまとう。また子供が生まれた後は忙しくてそこまでいろいろ調べたりする暇はない、でも気になることはいろいろある、という状況になりがちなようだ。そして、出産や子育ては様々な価値観に基づくいろいろな流儀があるのだが、その時に情報交換をできるコミュニティ(妊婦教室や保育園のお母さん会など)はこれまで築いてきた価値観の近い人間とは切り離されたばらばらな人間が集められたものである(それはそれで有用だとは思うけれども)。出産や子育てについて、これまでの価値観の近い人間とのつながりをベースとした情報交換ができるとよい。リモートハウスはそういった近い価値観の人間のつながりをベースと知った、出産や子育ての「予習の場」となりえるのではないか。リモートハウスには専業主婦や出産前後の人、自宅で働く人などが多くなるだろう。そこには「子供を産みたいと考えている人」「子供について考えるがイメージが持てない人」「妊娠中の人」「小さい子供がいる人」「子育て経験がある人」などがグラデーションで存在し、生活を一部共有することによって妊娠や出産に関する知識が自然に共有されることになるのではないだろうか。また、妊娠中や子育て中にできる仕事に関する情報やノウハウも共有できるようになるとよさそうだ。

最後に、薄い家族としての可能性。出産前後に限らないリモートハウスについて、少し未来に思いをはせた。私は家族とは血のつながりではなく一緒に過ごしたことによって規定されるものだと思っている。であれば、生活の一部を共有することが長期間にわたって続けば、それはもうある意味で家族となるのではないか。たとえそれがネット越しであろうと。もちろん従来の家族に比べて、空間の共有がない分薄い家族とはなろうが、そういう薄い家族がいることは、従来の家族や親類のつながりが薄くなった現代においては有用なのではないかと思う。

特に、生まれた時からずっと生活の一部を共有している子供がいる、ネット越しでも、というのは「新しいおじさん、おばさん的なポジション」になりうるんじゃないかと思う。このまま子供を産まなかったとしても、そんなネット越しの子供がいたらなんかそれでいいんじゃないかという気はする。逃げ恥(ドラマは見てないけど)の百合ちゃんとみくりみたいなかんじかな。

課題など

まぁいろいろと課題はあると思う。

  • 従来の血縁関係ではない間柄でリモートで家をつなぐことがどこまで広がるか。広げたいが、どうやったら広まるんだろうか。

  • また、現在は私の友人という範囲でやっているが、マッチングをどうするかという問題がある。全然知らない人間ではなく、友人や友人の友人くらいでマッチングできるといいのだが、そこをどうするか。少なくとネットだけでやり取りする前にリアルで一回くらいあっておいたほうがいいと感じているがそれは必要か。

  • 長期的にいい関係を気付くにはどうしたらいいか、立ち消えにならない仕組みはつくれないか。

  • 留守がわかってしまい悪用されることもあるのでは。

などなど。いくらでもありそう。

ただ、それまで持っていた関係の多くが一時的に絶たれてしまう時期において、孤立の緩和をするには確実に(というのは強すぎるかもしれないが)有用だ。ネットごしを主とした関係ではあるが、つながりと知識の共有によってリアルな助け合いも生まれやすいのではないかと想像する。ハッピーな人は増えると思うし、広げたい。これを読んで真似してやってみよう、とか、広げるのに協力してくれるっている人が少しでもいたらうれしい。もし質問とかあったら答えます。Twitterid:@interestor。

長寿と繁栄を。

おまけ

↓使っているやつ。カメラもマイクも調子はいい。 沖縄はたしかchromeboxでやってた。

おうちを拡張しようとしている話

これは おうちハック Advent Calendar 2016 16日目の記事です。

はじめに

おうちを改造して便利で愉快な暮らしを送りたい。でも、現実のおうちにはいろいろな制約がある。狭いとか、壁紙を毎日取り換えられないとか、ペットが飼えないとか、アニメのキャラクターが3次元で存在できないとか、ともかくいろいろだ。もちろん、制約の上でよりよい解決策を求めハックをするというのは楽しみだ。が、今回はその制約自体を取っ払ってしまおうという試みをしたい。

現実のおうちでできないなら、おうちを仮想世界にもっていけばいいじゃない。世はVR元年、我が家にもHTC VIVE がある。これを生かさない手はない。現実と仮想のおうちを行き来し、ハックする未来のための第一歩として、VR空間内に自分ちの部屋を再現したいという野望のもと、ゲーム作りとかやったことない主婦が今日1日でできたところまで書きたい。(正確には昨日からだが、出かけたりしていた時間を除くと実質1日)

おうちハックじゃなくてVRのアドベントカレンダーに書けという声が聞こえるが、これはおうちハックであると言い張りたい。

現状の結果


VR ROOM試作テスト1

HMDでそれっぽく部屋を見ることができた。モデルの再現度はいまいち。下記読んでもらうとわかるが、インポートした時点でマテリアルなどが一部欠損してしまったため。触れる、動かせるものはまだ配置できていない。

でもなんとなくVR内にもホームができた感じでうれしい。 目立つ木の箱みたいなのは我が家で棚として活用されている棺桶です。

今後の野望と所感

したいこと

  • 再現度を上げて、「あれ?いまどっちだったっけ?」と迷ったり、現実世界でリモコンで移動しようとするようになったりしたい

  • リアルおうちで本が棚からあふれており、電子書籍にすべて移行しようかというところなのだが、ちょっと寂しいのでVR部屋内に電子書籍本棚を作ったりしたい

  • ペット飼ったりしたい

  • 小麦粉をぶちまけたり歯磨き粉を全部ひねり出したりして遊びたい

もっといろいろこれを使って遊びを編み出したい。あと真面目な使い方として、よりVRへの没入度を高めることができるのではないか?と思っている。私はVRでも「これはゲームだ」と思ってしまいあまりゾンビや高いところを怖がったりできないのだが、それは現実とバーチャル空間がはっきりと分かれているというのも一因だろうと思っている。ゲーム内に現実に良く見知っている場所を作ることで、バーチャル空間と現実が地続きになれば、よりよくわからない経験ができるのではないか(それが危ない、という人もいると思うが)。まぁここら辺はMRとかが担ってくれるかとは思うのですが。各ゲーム世界に入るのに、家からドアを出ていくみたいなUIができるといいな。

今一番やりたいのは、夫が寝ている間にHMDかぶせてVRおうちにする、という遊びです。ていうか私にやってほしい。

作ったやりかた

間取り図を作る

これは我が家に間取り図が残っていないからで、間取り図がある人は不要。 MagicPlanというアプリで、カメラを見ながら部屋の角をタップしていくだけで間取り図ができる。割と楽しい。 作った間取り図をメール添付で送れるので、送って保存しておく。 MagicPlan - Google Play の Android アプリ


MagicPlan 4.0

Sketchupモデリング

Sketchupをダウンロードする。CADとか触ったことがなくても、説明をほぼ見ないでも直感的に操作できる。すごい。 3D modeling for everyone | SketchUp

先ほど作った間取り図の画像をインポートして下書きにし、それに沿って壁の輪郭を作る。壁を押し出しで立ち上げ、テクスチャを張っていく。で、家具をダウンロードしてきて配置。

このサイトを飛ばし読みしながら作っていった。 家作成|使い方できない事を解決 | google sketchupスケッチアップ 初心者 使い方 入門講座

とりあえずダイニングと作業部屋を作った。我が家に来たことがある人はぼちぼちの再現度であることがわかるだろう。 f:id:interestor:20161217013735p:plain f:id:interestor:20161217013744p:plain

グループにして、dae形式でエクスポートする。ダウンロードしたばっかの人とプロの人はfbxでもエクスポートできるのだが、UnrealEngeineにインポートしたときにテクスチャがはがれてしまったためdaeでいったん出した。

変換する

FBXconverterをダウンロードする。先ほどのdaeファイルをaddし、fbx2012を選択して変換する(2013だとうまくいかない。ここでちょっと詰まった。)。

usa.autodesk.com

UnrealEngineに取り込む

UnrialEngineをダウンロードする。初心者でもめっちゃ使いやすい。すごい。 https://www.unrealengine.com/ja

VRで使えるように下記のように選んで新プロジェクトを作成。現バージョンのUnrealEngineは特別な設定をしなくてもVRで使える。 f:id:interestor:20161217013748p:plain 他にはここをみながら設定した。情報がちょっと古くて、今はしないでいい設定も含まれているっぽいので、あれ?と思ったら飛ばした。 Unreal Engine | 2. SteamVR で使うための UE4 の設定方法

さっきのfbxファイルをコンテンツにインポートする。ここでいくつかテクスチャのはがれやインポートされないコンポーネントがあった。

プレイからVRプレビューを選択すると、もうVRで見れる! これが冒頭の動画。

どのソフトもUIがわかりやすくて初心者でも使えて無償で、これは今の中学生とか楽しくてたまらんだろーなーって思う(中学の時プログラミングはじめたけどゲームを作ろうとして速攻でギブアップした私)。UnrealEngineの本を貸してくれたplatronicalありがとう。すっごい最初しかやってないけどすごいわかりやすかった。本家のチュートリアルビデオより全然わかりやすかったのでおすすめ。

明日の記事は、っていうか今日はid:ruteinyoyokk121さんの「超簡単!Amazon Dash Buttonで作業時間を可視化する!」です。

www.tatetate55.com

ではよいおうちハックを!

3331α Art Hack Day2016に参加した

3331α Art Hack Day 2016

これに出てきた。3日間のハッカソン。 テーマが「生命としてのテクノロジー」とおもしろそうだったので申し込んでみた。

リーダー(原案の立案者)が離脱してメンバーが足りなくなったりとかなんかまぁいろいろつらかったので詳しくは書かない。 ただ、一応形として何らかの物は作れたので、経験だと思いここに記録しておく。

クオリティとしては全然納得のいくものではなく、賞も逃したが、 講評で審査員の落合氏が「〇〇(最優秀作品)とこの作品がよかった」的なことをコメントしてくださったのが唯一嬉しかった。

学び

あくまで、アートのハッカソン、それも割と高いレベルを要求され、チームの事前準備がとれなさそうな場合、という条件限定だし正しい学びではない気がするが。

  • 企画(リーダー)を勝ち取れ、引くな
  • 4人以上のチームに入れ
  • もやもやは早い段階で話せ
  • 責任感を負いすぎない、楽しめ
  • 無理があろうと地図(自分の専門)の要素をぶっこめ
  • アート、テーマを正面から捉えて主張すべきものを作る必要はない、解釈はいくらでも作ることができる(プランナー的には気持ち悪いんだけど)
  • 問題がありそうな場合は早めに運営に連絡。下手に延命させるよりやめることを選択した方がいいときもある。どちらにせよ態度を明示せよ。

人と物を作るのはむつかしい。というか私はあまり得意ではない。それを知り合ったばかりのメンバーでやるとなると、さらにむつかしい。集まったメンバー次第で、作るべきものを作るかそれぞれの特技を生かせるものを作るのかというのも調整しなければならないし(最近人に言われたのだが、この「作るべきもの」みたいなものをもってしまいかつそれが貫けないのがつらくなる原因っぽい。)、皆が専門家だと隙間も発生しやすい。ただ、ふだんやらないことをすると発見はあり、終わった今は、経験としては良かったと思える面もある。今思えば、アーティストに近い立場をとり、地図をベースとした案を出して自分の企画を進める形にできればもっと良いものができたような気がするし、精神的にも楽だったのかと思う。

まぁそうですね、リベンジ、できるものならしていきたいですね。

はじまりのうた感想

クソったれな気持ちで目が醒める朝、というのがある。今日はそんな感じだった。雨で肌寒い。二日酔い気味の頭と、酒とタバコの臭いが残ったままの臭い体。 水を飲んで一息いれるとフラッシュバックしてくる記憶。昨日の自分におまえ何様だ、と言いたくなる。寝ている夫を見れば、昨日の自分の無様な行動を思い出す。 最悪とは言わないまでも、最低の気分だ。

で、ふと、こう思った。

そういえば随分と、レンタルビデオ店でヒューマンの棚に置かれるような作品を見ていない。昔は好きだったのに。感動大作じゃなくて、単館上映してそうなやつ。

朝の7時。普段の休日なら二度寝をする時間だが、寝れそうな気配がない。夫は寝ている。布団から抜け出す。

AmazonビデオとNetflixで探すが、なかなかピンとくるものがない。しかたなく、ギターを弾いている画と、公園のベンチに冴えないおっさんが座る画が交互に現れる映画を選ぶ。説明は「会社をクビになった音楽プロデューサー。小さなステージで歌うシンガー。お互いに出会い、それぞれの人生に変化が現れる」。微妙だな、と思いながら、しかし他に良いものもないし、評価の星は4つ半。悪くはないだろう、と再生ボタンを押す。


『ONCE ダブリンの街角で』監督が手掛けたドラマ!映画『はじまりのうた』予告編 ※この予告編ちょっと女性の恋愛重視でちょっと人を選ぶと思うんだけど、半分おっさんが主役だし、恋愛映画としてでなく見れると思う。

で、感想としては、良かった。わりとベタにキメてくるので人に好きだと言うのは恥ずかしいけれど、安定感があった。こんなこと起きないだろうな、とは思うものの、そんなのは映画だからいいのだ。フィクションの希望が気分を明るくしてくれるときだってある。まぁ全体のシナリオはね、恋愛に傷ついた女性が落ちぶれているけど実はすごい人に見出されてなんかちょっといい感じになったりしながら元気になる、という風にまとめてしまうと、またか、という感じはするんだけど、それがギリギリいやらしくないところでストップされているし、ともかく、各々のシーンとか、キャラクターとか、音楽とかが良い。これはもう言うまでもないので、見てほしい。特にハーレムでの録音シーンと、エンパイアステートビルの近くの屋上でやるシーン。きっと「警察呼ぶぞ!」って怒鳴り声までアルバムに入ってるんじゃないか。ああいうこと、やってみたいものだ。

見た人と喋って「だよねー」って言いたいので、みんな「君の名は」ばっかり見に行ってないで、家で「はじまりのうた」も見よう。Netflixいいですよ。 以下、良かったところをあげるが、ネタバレをあるので見ようと思っている人は読まないほうが良い。



まず、主人公の二人が、セックスをしないところがいい。あれセックスしちゃうと台無しだったと思うので、しないで良かった。ふたりで音楽聴きながら街を歩きまくるシーン、理解し合っている喜びが溢れている、人生における100パーセントの瞬間だったし、もう完全に惹かれて、お互いそれを理解しているんだけど、くっつかないっていうの、いい。好きだ。

あと元彼とよりを戻さないところも良かった。彼女の曲を彼女のアレンジで歌うと約束した彼はその約束を破りライブの途中で彼のアレンジにしてしまう。彼は悪気があったわけではなく、彼が見つけて惹かれたもの、ライブでファンと盛り上がると行ったようなこと、を彼女と共有したかったんだろうと思う。ただその行為自体が、彼が変わってしまったこと、つまり彼女とは乖離してしまったことを決定的にしていて、おお、より戻るのか!?と思って引きかけた体を一気に戻された。良い悪いではなく、変わってしまって、戻れないことの決定的さみたいなもの。

サブのキャラクターたちが魅力的。おっさんの妻の感じがもろ好みで、人生と戦っている女性、という感じで良かった。あと、女性主人公の男友達!絶対これ昔主人公好きだったよなーとか思うんですが、もういいやつすぎて彼には幸せになってほしいですね。バンドメンバーもちぐはぐな感じで良かった。ラッパーのバックバンドっぽいドラムとギターに、コミュニケーション障害ありそうな音大のエリートバイオリン君とその姉のチェロ。バレエ教室でバイトしていたピアノ。バレエ教室でピアノを弾いてて声かけられて3秒くらいでバレエ教室を辞めるところ良かった。辞めるけどお前たち頑張れなーって言われたちっちゃいバレリーナたちが、はーいって返事してるところとか。

あと最後、曲をダウンロードできるようにしちゃうところと、結局またクビになって終わるところはクールでしたね。